若干、本題からそれるような気もするが、備忘録も兼ねているのでそこは勘弁ということで。
諸藩の事情により、清水の舞台から飛び降りた気持ちになり、オシロを購入した。
当初、「やはりテクトロでなくては」と容から入る私にとってのこだわりもあったが、お財布と相談した結果、中華オシロの中古となった。
中華の中古オシロは、価格からするとアナログのテクトロも十分に買える金額だったが、屋外で測定することもあるため、「液晶」「軽量」という条件は外せなかった。
本題に戻り、BMW本来のメーターの波形を確認するために、実機のセンサーの出力を確認してみた。それがこれだ。
アイドリング状態から少しアクセルを開けた状態で測定をした。周波数から20Km/h近辺の状態の波形と思われる。
当初、この波形をFG085にユーザー定義の波形として取り込もうとしていたが、思ったようにいかなかったので、結局、FG085で生成するサイン波形をそのまま使うことにした。
また、その時の電圧は1.3V。これはPCのメーターキャリブレーションソフトでPCの音量を大き目にしたときのV-Vppの数値から決定した。と今、これを書きながら気が付いたがなぜ実測値の1Vを使わなかったのだろう。私のいい加減さがこんなところに出てきた。
とりあえず、50Hz、1.3Vのサインカーブを入力したところ、無事70Km/h弱を示した。計算上で60Km/h強となるが、誤差と思ってよいレベルかと。
ちなみに、同じ周期の矩形波は、フラッシャーリレー用に出力された速度信号の波形。フラッシャーリレーは、この波の数から、速度を感知し、フラッシャーを点滅する時間を決めていることになる。
社外メーターに変更したときもこれと同様のパルス(V-Vpp:6V)をフラッシャーリレーに戻す必要があるので、注意が必要だ。恐らく、以前ブレッブドードで作成した回路で行けると考えている。まともなオシロが手に入ったので、追って確認をしよう。
メーターの動作に不明な点が1つある。それはオドメーターの動作。
スピードメータの針が降れているのにオドメーターが一切回らない。オドメーターのギアが壊れているというお決まりのケースも考えらえるが、持ち主に確認したところ、これまで問題なくオドメーターが動いていたということなので、ギアが壊れということは考えにくい。
机上での動作において、接続されていない線があるので、これが原因となっている可能性も考えらるが、探したところ怪しいラインは見つからない。