フローリング作業のために購入したスライド丸ノコ。オークションで中古を買ったのですが、着荷時から「ブレーキがすぐに利かない」、「レーザがはっきりしない」という現象。
とりあえず使用するぶんには大きな問題ではないということでフローリング作業を優先して行ってました。フローリング作業が終わって忘れないうちに修理をということでブレーキ修理とレーザぼけの修理をすることにしました。
【ブレーキ修理】
丸ノコ系には電源スイッチから指を外すとモータにブレーキがかりすぐに停止する機能が付いているということですが、我が家に来たスライドのこぎりはワンテンポどころか、1小節程度してから止まる。
インターネットで調べると、スイッチのOFF状態で接する接点の接触が悪くなるとこのような現象が発生するということなので、まずは分解。接点を確認すると若干荒れて、黒くなっているものの、それほどでもなかった。
念のため清掃し、ヤスリを掛けてをして組み立ててスイッチON、そしてOFF。大きな変化はありません。
アーマチュアの減り方がちょっと気になるが、これを交換すると諭吉さんが1,2名ではすみそうもない。ブラシなら400円程度なので、早速交換。
日立工機のマニュアルでは、ブラシの部番は下2桁がNo.51となっているが、このブラシは廃盤。No.21が代替部品となっていると日立工機に確認していざコーナンへ。ありました純正ブラシが。

付いていたブラシは純正ではなく、若干サイズも違う。

ブラシをみると長さは十分あるが、アーマチュアの接する面が片べりしている様子でした。

ブラシを交換。スイッチを押し、指を離すと「ぎゅうっっ」と直ぐに回転が停止。おーこれこれ。ということでブレーキ修理は完了。
【レーザぼけ】
カットする位置をレーザで教えてくれる機能がついるのですが、そのレーザで表示される線がいまひとつクッキリ映し出されません。
ただ、アクリルの板を外すと下の写真にあるようにクッキリと映し出せれます。たしかに、光路のアクリルの板にはレーザーを散乱させるように板の表面が荒らされています。レーザー光量を弱めるためでしょうか?
原因はハッキリせず、レーザ自体の光量が落ちてしまった結果、光路中の散乱フィルタで、線がぼやけてしまったと勝手に想像し、散乱フィルタがないアクリル板を作成してとりあえずをしのぐことにしました。
ちょうど手元に5mm厚のアクリル板があったので、型をとってカットと穴あけを行います。
そこでバイク仲間から頂戴したバンドソーを使ってみることに。
輪っか状の歯を交換して切ること数分。こりゃ便利。アクリルというやわらかい材質が原因かもしれませんが、スムーズかつ静かに切ることが出来ました。
さて、アクリル板を取り付けレーザーのスイッチを入れたところクッキリとレーザが照射されることを確認できました。
メデタシメデタシ。
