レストアを徹底的にやろうとするとサンドブラストは必須。コンプレッサがあるので、ガンとメディア(砂)を入手すればとりあずなんとかなると思い、準備をしました。
ブラストガンはバイク仲間のYHさんから落下式と呼ばれるガンを拝借。メディアは、インターネット上の情報やお店の人から、アルミナの#120、ガラスビーズの #100と決定し4Kgづつ購入。
フレーム、エンジン、フロントフォークのアウター、ホイールの錆取り、表面処理、塗装下地つくりが今回の目的ですが、さてどうなるのだろうか?
本当は、サンドブラストキャビネットという箱の中でやらないと、メディアの飛散し、メディアを効率よく回収することが出来ないのです。が、あたりの作業なので、ゴミバケツに向かって打つことに。手始めに、キャブレタを餌食にしてみました。
まず、清掃前のキャブレターの様子です。
入り組んだところに汚れが付着していますね。こうなるとブラシではお手上げです。キャブレタークリーナや、エンジンコンディショナーを吹き付ければ取れると思いますが・・・
まず、灯油とブラシで落とせる汚れは落とします。サンドブラストを使わない場合は、キャブレタークリーナーなどを使って汚れを溶かすことをしますが、ブラシを使ったところでおしまい。
さて、この状態で、メディアを吹き付けるのですが、穴が命のキャブレターですので、穴と穴はすべて塞ぎます。ティッシュをつめて、布テープ(ちょっと厚めのタイプ)でフタをします。布テープでフタが出来ない箇所はティッシュをつめておきました。
借りたガンの中にアルミナの#100程度のメディアがちょこっと残っていたので、そのメディアを使ってあらかたの汚れをとってみました。
写真で判りにくいですが、一面グレーの梨肌のような状態になりました。
次にガラスビーズでブラストします。時間にして10分くらい?もっと短いかも。あっという間に光輝くキャブが目の前に。
写真でも光っているのが判るかと思います。TDRのキャブレータにはアイシング防止のためにキャブレターにクーラントが流れるようになっていますが、そのパイプはメッキパイプのため、あえてブラストはしませんでした。
今日のキャブレターのブラスト作業は成功でしょう。ただ、気がついたら作業着は砂だらけ。(泣く) やはり、キャビネットの中でやらないとだめだ。次回はキャビネットを準備して、作業するとしよう。