セルモータ オーバホール (その3)

やっと本日、オーバホール用のパーツが届きました。ふと思ったのですが、日曜日にも配達があるんですね。

 今回交換するのは、プラス側のブラシ、マイナス側のブラシ+プレート、オーリング(2種類)の4点です。

 

 基本的には分解したときと逆の手順で、もとに戻せばOKです。
 まず、プラスのブラシをブラシプレートに組み込みます。が、ここでブラシを固定する板金が違うことが発覚。といっても組み込み易く改良されているというのが正しい表現かな?

 古いタイプだと、ブラシを押すバネを何かで縮めておいてそのすきにブラシを入れ込む必要がありましたが、今回購入しプレートでは、単にコミューテータ側から押し込むだけでした。

 後は、ブラシをタイラップで縛って縮めておくなどしながら、合わせマークを気を使いながら組み込んでおしまいです。

 念のため、玄関のドアストッパー兼エマージェンシー用バッテリーを使って単体で回ることを確認して完了です。

 天気がよくないのと、オルタネータの交換もあるので組み込み作業は日を改めてかな。

出身高校の100周年記念式典で吹いてきました

 本日、久しぶりにステージにあがって、トロンボーンを吹いてきました。
 出身高校が100周年を迎えるということで記念式典が本日10/29に開催され、その第二部の演目の1つとしてのステージでした。

 この話しを聞いたのは7月頃だったかな? mixiで2つ上のOBと出会い、そして吹奏楽部のコミュの存在を知り、コミュに参加したところこ、この式典の中で在校生とOB・OGを交えたステージがあるということが判ったのです。

 今思えば2年半前、通勤の混雑した電車にでも乗って練習に行けるようにと、ベルカットのトロンボーンを中古で購入。1年間くらいは1人で500円のスタジオ借りたり、山ごもりするたびに吹いたりして少しづつ感を取り戻すようなことをしていました。そして今年の3月まで高校時代の友人数名と2ヶ月に1回くらいのペースで集まってブラスアンサンブルをしたりしていました。(震災の翌日の練習が無くなったらその後、連絡がこなくなってしまった)

 とまあなんとか吹けるようになりつつはあったのですが、まだ人前で吹くのはためらっていたのですが、「ブランクがある方もどうぞ」という言葉に背中を押され、ステージに上がる決心をしました。とはいえ、曲によってはやる気だけでは周りに人に迷惑を掛けるので、譜面を見てから最終決定することにして、曲が決まるのを待ちました。

 そして、8月末に演奏する曲目の連絡があり、早速YouTubeで演奏をしている画像を検索して、トロンボーンパートの状況を確認(便利な世の中になったものだ)し、なんとかなりそうなことが判ったので、意を決して参加することにしたのでした。

 合同練習は2回のみ。家ではサイレントブラスで何度か練習したものの、ミュートをつけると重くて長時間楽器を持っていられない。結局合同練習日以外に吹いたの5時間程度した。で今回のステージにむけた練習で以下のことが判ったこと。

1) 音が出るようになるまで時間が掛かる
2) 譜面に書かれている音符を識別し、頭が判断して、手が動くまでに時間がかかる
3) さらに、フラット、シャープなどの変化記号があると、その判断時間がさらに加算される。
4) ナチュラルなんかつきようものなら、拍子が進んでしまう可能性もあったりする。

2),3),4)を回避すべく、間違い安いところ、遅れそうなところにはおたまじゃくしの上にC,D,E・・・と振っておくなどの対処をして乗り切ることが出来ました。(笑)

 で、本番ですが・・・完璧とはいえませんが、20数年ぶりに吹いたわりには吹けたような気がして個人的には満足となりました。

 と前置きが長くなりまいたが、実はココからが本題です。
 実は、卒業生にギタリストのCharがいて、記念式典の演目の1つにCharのステージもあるということで楽しみにしていました。

 我々の出番の前、ステージ裏で待機していたら我々の目の前にCharが突然登場。「即席バンドなの?」、「音大に行った人もいるの??」などいろいろ質問を受けたのですが、ものすごく物腰やわらかな話し方をするのにはびっくりしました。もっと、いかつい感じかと思っていました。

 という縁もあり、ステージが終わって舞台を掃ける作業をしていたら、記念写真を撮ろうということになり、パチリと1枚。

 その後、ひな壇などを片付けしていると、熱狂的なCharファンの1人(OBの奥様)がCharのギターアンプの位置決めをするために使ったと思われるバミリを発見、きっと写真と一緒に家宝になるに違いない。

セルモータ オーバホール (その2)

 さて、電装屋さんからは水曜日に連絡があり、デンソーからは部品が引けないことが判りました。やはり、OEM先との紳士協定でしょうかね。「ブラシを規定のサイズに削って作ることも出来ますが・・・」ということでしたが、そこまでやって頂いくと結構お値段がしそうだし、逆に安くやってもらうのも悪いので丁重にお断りした。

 また、古いカワサキのバイクで流用できそうな情報もあったの、カワサキのオンラインパーツリストの価格を調査してみた。ところが、先日調べたMotorWorksでの価格より高いことがわかりMotorWorksから引くことにしました。

 どうせMotorWorksから部品を引くならセルモータ50A化を施すために必要なカップリング、先日、走行中紛失したキャリパーのダストカバー、ファイナルデフの錆び錆びのオイルフィラーキャップ、エンジンガードのダンパーゴムなどなどを注文をしてトータルで65.32 GBP。うち送料は12GBPと小物ばかりなのでお安く仕上がりました。

 もしかしたら、BMWジャパンで購入してもさほど変わらなかったかもしれませんが、ディーラの人の部品発注の手間を考えたら申し訳ないので、PCからポチっといきました。

 19日の夜に発注して、すでに国内にいるらしい。来週には部品は到着しているが、来週の土曜日は高校の100周年記念式典のステージでの本番なので作業はその次の週か?

<参考:スターターモータOHのためにMotor Worksから購入したパーツ>
Starter motor brush positive ( K75 / K100 / K1100 ) 1個 £6.84
Starter motor brush and mount plate negative ( K75 / K100 / K1100 ) 1個  £5.98
Starter motor repair kit ( K1200RS / K1200LT / K1200GT ) 1個 £5.05

セルモータ オーバホール (その1)

走行距離は63,300Kmで突然セルモータが動かなくなる現象に出くわしました。Kシリーズの場合、電装系(ウインカー、ホーン、ウインドスクリーンの昇降)がおかしくなるといった問題も併発するとの情報から、セルモータのオーバホールを行うことにしました。

 すぐに終わるかな?と思っていたのですが、なかなかどうして。セルモータまでたどり着くのに20分程度、セルモータを固定しているボルトを外し、完全に車体から分離するのに40分。合計で1時間以上かかりました。

 よかったバッテリートレーのみ外れて。ABSのトレイと一体化していたらどうしようかと思っていました。ここまでものが無くなればあとは簡単にスルっと外れる・・・ない。

 オーリングが硬くなっているためでしょうか?それともギアがしっかりと勘合している?判りません。

 プラス端子の横に若干の突起があったので、そこにマイナスドライバーをあてがい、抜ける方向に木槌でたたきます。が、それでも外れません。ただすこしづつ抜けていることが判りました。

 少し抜けたところで今度はバイスグリップでセルを固定する穴付近を噛み、ゆすりながら抜きます。あーだ、こーだ作業すること40分かかってやっと外れました。明日、肩・腕が筋肉痛になりそうです。

ここまでくれば後は簡単なハズです。ボディーと両端のパーツの勘合位置を確認するための写真を撮影後、ばらします。

やはりブラシは結構削れていました。マイナス側が4mm、プラス側が3mmで。6mm以下になったら交換となっているので、おそらく、今回のトラブルの原因はブラシの磨耗によるものと考えられます。

コミューテータは汚れてはいますが、800番のヤスリで軽くななでたあと、ピカールで磨いておしまいです。

【研磨前】

【研磨後】

 さて、ブラシですが、昨日までは輸入を考えていたのですが、ダメ元で近場の電装屋さんの門をたたいてみることにしました。

 昭和11年創業の冨士電気工業所です。中原街道にそった店舗ですが、店の前には乗用車が3台駐車できるスペースとのその横には黒色や銀色スプレーを吹いた跡が生々しい作業スペースがあります。最近こういった電装屋を見かけることは無いのですが、いいですねこいうお店。店内にはオルタネータのリビルド品がずらり。思ったとおりのお店でうれしくなっちゃいます。

 とりあえず、日本電装からパーツが出るかを確認していただくことにしました。最悪はブラシのみになるかもということでしたが、逆にそのほうが安く済むので私としては嬉しいのですが・・・。「急ぐ必要はありませんよ」と答えたので、今週末くらいには返事がくるかな?

続く

(続)秋晴れの・・・原因究明編

 さて、先週のトラブルのトラブルシューティングをしなくてはなりません。電気系のトラブルは原因をしっかりと突き止めないと
絶対再現しますからね。

 残念ながら今日の朝は再現しませんでした。仕方がないので、昼過ぎに近場をうろうろしようと、カミさんとタンデムと、10月とは思えない暑さと日差しの中、羽田経由のお台場に向った。とくに音響系の不具合もなく走り、日本科学未来館のロッテリアの水分補給をし、さあ帰ろうと思ったら、セルが回りません。

おっと、ここで再現です。

 持ってきたサーキットテスターで、バッテリー電圧を測定して問題ないことを確認。配線図とにらめっこするも、動作しない機能はすべて別経路(ヒューズが別)で12Vを供給されているので、それが一斉におかしくなるというのは単なる1箇所の線のショートや接触不良ではなさそうな気がしながらも、とりあえずガソリンタンクを外してタンクしたのコネクタを1つ抜き差しした時点でセルが回りだした。

 こんなコネクタが関係あるとは思えない。とりあえず帰って考えることにして、ベイブリッジ経由帰宅し、家の車庫で再度発生。といってもエンジン自動中に、ウインカーが点滅しなくなったので、ウインドの昇降も動かなくなったので再発としました。
 
一旦IGをOFFにして再度ONにすると、セルの周りが一瞬重くなったような気が・・・。ここで思い出しました。セルが原因で電装系がおかしくなることがあるということを。

 早速10万キロの掲示板で現象を確認したところ、現象からするとほぼセルが原因が間違いないでしょう。というか、セルが原因であって欲しい・・・。

ということで、分解してブラシ周りの交換清掃で済むとは思うので、最高でもブラシ代がバーツ代として出費しそうです。
清掃だけであればただなんですがね。ということで備忘録として正規の部品代(USAドル)とお安いお店の価格を列挙しておきます。

MAX BMW (純正定価価格?)
12411459567 CARBON BRUSH SET $13.25
12411459297 BRUSH HOLDER PLATE $11.29

Mortor Works (一番安そう)
Starter motor brush positive ( K75 / K100 / K1100 ) ELA59567 £6.84
Starter motor brush and mount plate negative ( K75 / K100 / K1100 ) | ELA59297 £5.98

Motobins
STARTER BRUSH SET (WITH HOLDER) ALL K Part No.71210 £15.00

秋晴れの鵠沼に行きたかった訳ではないが・・・

 ローターを新品に交換し気分一新したので、ちょっと走りにということで、タンデムで三浦海岸に向かうことにしました。
とその前に、昨日は時間切れで、このEBC社製のロータをセットで使うために購入したパッドに交換していなかったので、交換してから出発することに。で作業を開始しようとしたらキャリパーのカバーがありません。

 いろいろと考えたのですが、昨日試験運転したときにどこかで落としてしまったと思われます。通った道も覚えていますが輸入すれば1,000円程度なので諦めました。

 パッドを交換して、ぐるっと家の周りを走ってブレーキの様子を確認してから出発。まだパッド、ロータともあたりがでていませんが、以前よりブレーキのタッチがずいぶんマイルドになったような気がしますね。悪く言えば「ブレーキがききにくい」ですが、個人的にはこのくらいのほうが踏み込みやすく好きです。

 さて、三京、横横と順調に走ります。途中、MP3プレーヤの音が聞こえなくなったりしていましたが、走行には差し支えないのでそのまま走ります(実はこれがその後のトラブルの前兆でることは、その時には思ってもいませんでした)。

 途中で目的地を三浦海岸から、葉山経由cafe Doorに変更。三浦縦貫道路に抜けて、R134へ向かいました。葉山付近で若干渋滞するものの、道路は順調に流れ、秋晴れの湘南を見ながら気持ちよく材木座海岸、稲村ケ崎を通過。そして、江ノ島水族館を通過したときに、再度オーディオから音が出なくなり、気が付いたらウインドスクリーンの昇降も出来なくなっていました。(この時点で13:50)

こりゃなんだ?ということで、信号待ちで一旦イグニッションをOFFに。そして再度ON。そしてスタータボタンを押すがセルが回らない。

 ニュートラルランプ、ワーニングランプなどは点灯するものの、ウインカーが点滅しない。スターターリレーも動作するが、セルが回らない。

 ちょうど停まったのは、西浜歩道橋ちょっと崎の中部駐車場横。さらにその横には鵠沼海岸の駐輪場が。なんとまあ都合のよいところで停まったものだ。そそくさとバイクを押して駐輪場へ入れて、ごにょごにょとチェックしたものの、モトロニックでも、ヒューズでもなさそう。バッテリーが死んだならセルが回らないだけで、ウインカーが点滅しなくなってしまうというのはおかしい。タンク下のリレーかな?とりあえずリレーをたたいて見たが変化なし。うーん、困った。

 あまりどたばたしても仕方がない。ココにくるまで、結構いい景色を見れたし、気分もよかったのでcafe Doorには行けないが帰りはトラックでゆっくり帰るのもいいだろう。ということで今年二回目のロードサービスにお世話になることにしました。(この時点で14:15)

 ロードサービス到着まで1時間程度掛かるということだったので、駐輪場前にあるスーパー(ユニオン)で飲み物とポテチを買ってボードウォークに座って湘南の海を眺めていました。

 こんな場所があるなんて知らないでR134を何度も走っていました。今回のトラブルでボードーウォークがあるのを知ったので、ちょっと得した感じが・・・

 15:15頃ロードサービスが到着、駐輪場から路上にLTを出そうとしたら、セルが回るじゃありませんか。でも、いつ再発するか怖いので、乗せてもらうことに。帰りのR1は混雑することも考えられるのでカミさんは電車で帰宅。私は、トラックの助手席に乗って帰宅となりました。 帰路の道も思ったより渋滞がなく、17:30には到着。カミさんもほぼ同時に到着でした。

 トラックから降ろす際、再度セルを回してみたのですが、ちゃんと回りました。ただ、ヘッドライト、ウインカーが不安定になる現象が再発。やはり何かがおかしいようです。

 早速、エンジン停止状態でバッテリーの電圧が12.5V程度。エンジンを掛けて回転数上げて13.7Vであることをチェック。こんなもんのような気がする(手元に情報がない)。

 とりあえず、バイクをしまってゆっくりと回路図を眺めることにしよう。

リアブレーキディスク交換 (63,190Km)

 すんなりとは行きませんでしたが、無事交換完了しました。

結局、200mmのギアまで抜くことが出来るプーラをヤフオクで購入。高いと思いきや、鍛造品の新品で、送料含めて3,000円でおつりが来ました。

 200mmのギアが抜けることが出来るとなるとやはりプーラ自身もデカくなりますね。
近所の町工場にありそうなレベルのような気がしてきました。だんだん工具箱も入りきらなくなりつつあります。

 このクラスのプーラとなると引っ掛ける爪も肉厚となり、ABSリングとロータの隙間に入るかちょっと心配でしたが、何とか引っかかってくれて作業開始することが出来ました。

 抜くのはアルミ製のリング。均等に力を加えないと歪みそうなので、3つの爪が均等にリングに掛かっていることを確認しながら、序々にメガネレンチに力を加え引き抜きます。ローターのセンター部はぽっかりと穴が開いていますので、そこには転がっていたアルミの板(10mm程度を2枚重ねて)で橋渡しします。
 

 リングを外すために、これだけのツールを使いました。プーラの左側にあるアルミのブロックが橋渡しに使用したアルミのブロックです。

ABSリングが外れた後は、新品のローターに圧入するのですが、これが思ったよりスムーズ。ステムのベアリングの圧入より遥かに楽でした。
 ABSリングは3つのボルトでリングがローターから抜けないよう抑えるだけです。このボルトにはロックタイトを塗布するように指示がありましたので、手元にあるロックタイトを塗布して固定。デフには新品のボルト(これはナイロック塗布済み)で固定し、これで交換完了です。

 ABSセンサーのクリアランスを確認後、キャリパーを取り付け、エンジンを掛けてブレーキロータをまわしてみたら、若干キャリパーに摺り傷が。どうやらキャリパー?かどこかが擦っているようす。これまで使っていたロータにも付いているので、このローター特有の現象ではないと判断し、これで作業終了。
ちょっと近所を走って、ブレーキのアタリを確認。当然ながら、アタリが出ていない状態では、ちょっと効きが甘いですが、これまでスースー、キーキー行っていた現状がピタっとなおって、よかったぁ~。

リアディスクロータ交換前準備 その2

 さて、先週の続きです。

 1週間でUKから部品も届いたので、とっと交換して走り出したいものです。海外のサイトで外し方の様子を聞いたのですが、やはり暖めるという方法でした。

仕方が無いので、バーナーの登場です。で、そこそこ熱されて、タイヤレバーで「えぃっ!」とやってもびくともしません。

 うーん困った。この手の圧入の部品の場合、プーラーでじわじわと引き抜くのがベストなんだが、こんなデカイ引き抜き治具(ギアプーラー等)が手元にあるわけない。

 インターネットで調べると車のブレーキロータを外すのに使うようです。ならば、自動車整備工場にでも持ち込むしかないか