セルモータ オーバホール (その1)

走行距離は63,300Kmで突然セルモータが動かなくなる現象に出くわしました。Kシリーズの場合、電装系(ウインカー、ホーン、ウインドスクリーンの昇降)がおかしくなるといった問題も併発するとの情報から、セルモータのオーバホールを行うことにしました。

 すぐに終わるかな?と思っていたのですが、なかなかどうして。セルモータまでたどり着くのに20分程度、セルモータを固定しているボルトを外し、完全に車体から分離するのに40分。合計で1時間以上かかりました。

 よかったバッテリートレーのみ外れて。ABSのトレイと一体化していたらどうしようかと思っていました。ここまでものが無くなればあとは簡単にスルっと外れる・・・ない。

 オーリングが硬くなっているためでしょうか?それともギアがしっかりと勘合している?判りません。

 プラス端子の横に若干の突起があったので、そこにマイナスドライバーをあてがい、抜ける方向に木槌でたたきます。が、それでも外れません。ただすこしづつ抜けていることが判りました。

 少し抜けたところで今度はバイスグリップでセルを固定する穴付近を噛み、ゆすりながら抜きます。あーだ、こーだ作業すること40分かかってやっと外れました。明日、肩・腕が筋肉痛になりそうです。

ここまでくれば後は簡単なハズです。ボディーと両端のパーツの勘合位置を確認するための写真を撮影後、ばらします。

やはりブラシは結構削れていました。マイナス側が4mm、プラス側が3mmで。6mm以下になったら交換となっているので、おそらく、今回のトラブルの原因はブラシの磨耗によるものと考えられます。

コミューテータは汚れてはいますが、800番のヤスリで軽くななでたあと、ピカールで磨いておしまいです。

【研磨前】

【研磨後】

 さて、ブラシですが、昨日までは輸入を考えていたのですが、ダメ元で近場の電装屋さんの門をたたいてみることにしました。

 昭和11年創業の冨士電気工業所です。中原街道にそった店舗ですが、店の前には乗用車が3台駐車できるスペースとのその横には黒色や銀色スプレーを吹いた跡が生々しい作業スペースがあります。最近こういった電装屋を見かけることは無いのですが、いいですねこいうお店。店内にはオルタネータのリビルド品がずらり。思ったとおりのお店でうれしくなっちゃいます。

 とりあえず、日本電装からパーツが出るかを確認していただくことにしました。最悪はブラシのみになるかもということでしたが、逆にそのほうが安く済むので私としては嬉しいのですが・・・。「急ぐ必要はありませんよ」と答えたので、今週末くらいには返事がくるかな?

続く

「セルモータ オーバホール (その1)」への5件のフィードバック

  1. アーマチュアの軸処理や銅線の処理みると、やっぱり日本電装だね。前に乗っていた2V’86のはBOSCH製だったと記憶してるけど、OHしたときにはこんな鮮やかな仕事してなかった!

  2. おがたさん、拝借すんません。

     菊池さんは38万キロで2ミリやったらしいです・・・観光バスか(笑

  3. Falconさんの交換していないというのも凄いですね。やっぱり押し掛けか?
    最近肩が痛いと言っていたので、もしかしたら、この押し掛けの影響か!?

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