震災時の飲み水確保の1つの手段として、半分思いつきで雨水タンクを設置してみました。
何も考えず、市販の雨水タンクを取り付けようとすると、安くて2,3万、大きいサイズになると7,8万円にもなるようです。
ヤフオクをさまよって藤枝市のエコプロジェクトで入選した樹脂製のエコ雨水タンク(220リットル)を発見したので、そのタンクを購入することにしました。
タンクだけで約6,000円。ホース、送料込みでも1万円はかからないのでお得です。さらに区の助成金を申請すれば区が3分の2を補助してくれるのでかなりお得であることがわかりました。もちろん、業者に頼めば、工賃もその中に含まれます。
ということで、早速オークションでそのタンクを落札し設置することに。
設置といっても大げさなことはなにもせず、送られてきたタンクを庭の片隅に置き、雨どいの一部を切りとり、これまたタンクとセットで送られ北分岐のパーツを切った場所に挿入するだけです。設置方法にもよりますが、30分もあれば終わる程度です。
設置場所はいろいろと悩みましたが、雨どいからちょっと離れた場所に設置することにしました。
写真に写っている物置の左側のスペースです。
雨水は雨どいから引いてくるのですが、雨水タンクが雨どいから離れてしまったので、その間、ホースを保持する構造物を作製する必要が出てきます。
そこで、庭に転がっていた古い物干し竿にちょっと細工し、ホースを保持するための柱を仮設してみました。(捨てないでとっておくものですね)
この物干しでの対策は景観的にNGですが暫定対策ということで・・・。でもこの暫定対策が恒久対策になるのが目に見えています。
後は、雨どいの反対側のホースの口をタンクの上にあいている口に差し込むだけです。ホースの外径と口の内径がきっちりなので、いまのところテープ接着剤などでの固定はしていません。
樹脂製のタンクに朝日が直接あたるはちょっとよろしくないですね。ということで、日よけのすだれを巻いてみました。気休めかと思いますが・・・。
物置の屋根の上をホースが横断するのですが、雨どいからの雨水の流れをスムーズにするために、雨どいを買ってきて、その中にホースを通しました。
ちょうど、ホースを日差しから守ることにもなるので好都合です。
とりあえず、これで設置完了。あとは、設置前、設置後の写真を整理し、書類を作って区役所に持っていけばOK。
区によってその辺のフローは違うかと思いますが、私の住んでいる区では書類を提出後、設置場所の確認のため、係りの人が来たようです(本当に来たかは不明)。
先日、無事その申請が承認され全費用の3分の2が振り込まれると連絡ありました。
で、結局、設置に掛かった費用は全部で約12,000円。その3分の1のみ自腹となるので、約4,000円の出費で完成ということです。
後は、飲料水として使うときに必要な濾過フィルターを買えばすべて完了です。
設置して1ヶ月程度経っていますが、すでにほぼ満タン。庭の農作物の水やりはこれを使っています。
近いうちに濾過フィルタを使って本当に飲み水として使えるか自体実験をしたいと思います。