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車検準備(部品集結が始まる)

 昨日で、ディーラーに注文するもの、オークションで落とすもの、楽天から買うもの、ebayで落とすものの、すべて部品の発注作業が完了した。

 若干心配なのが、UKからやってくるパワステのセンサースイッチかな。おそらくRoyalメールでくるのではないかと思われる。2W掛かってしまうと3月中にディーラに車を入庫できなくなってしまう。早いと1Wで来るのだが・・・。

 あと、モンローのサスもちょっと心配。一応在庫を確認してからの発注だったが、タイミングによっては品切れを起こす可能性も秘めていて、明日の月曜日に最終在庫の確認が取れることになっている。

 そんな中、金曜日にディーラに注文したボルトとOリングが早速届いた。高いだけあって早い!

 ディスクロータを留めるボルト(#7703004176)4つで2,816円 1本700円もする。そして、さらに高いOリング(#7703065106)は@531円。測ってみると太さ:1.5 / 内径:8のようだ。次回からNBR性のOリングを買うことしよう。

ロータのボルトはナイロック(ゆるみ止め)が塗布されてもいない普通のボルト。ただ、ヘックスのボルトではなく、トルクスのボルトのようだ。

 締め付けトルク管理をするためにはトルクレンチ+ビットが必要。ちゃんとビットも工具箱にあるのを確認して準備完了!
 

 希望として、今週中に全部部品が揃って土曜日に作業をし、翌日にはディーラに入庫としたいところだが、センサースイッチの入荷が一番怪しい。

追伸:赤色灯の賞味期限切れだったため、オートバックスで520円で購入。ディーラで購入すると1,500円。

続車検準備

 車検代を抑えるためにいろいろと検討した結果

1)パワステプレッシャーセンサスイッチからのオイル漏れ
 eBay.co.ukで出品していたパーツ屋よりダイレクトにパーツを購入。自分で作業をし、2.1万円削減。
既に発注が終わり、UKでの発送待ち。作業時間は0.5H

2)リアサスペンション
モンローのサスを購入し、自分で取り付けを行い、2.6万円削減。作業時間は2H程度。

3)オルタネータプーリー
対策品プーリーのみの交換となる予定。作業については未定だが、オルタネーター代は不要となるので、6万円の削減。作業時間は不明。

4)TDCセンサーの修理
コネクタを外し、半田付けの対策を自分で行い、2.8万円削減。作業時間は1H程度

5)Fディスクロータ
ヤフオク購入、自分で作業で、3.3万円削減。作業時間は2H程度

面倒な大物はこの程度で合計で16.8万円の削減。さらにバッテリー、ワイパーブレード、ポーレンフィルタなど、交換をやめたり、在庫しているパーツを使うことによって、45万円を18万程度に減らした見積もり書が完成しました。

 さらに、3月中に入庫すればなんらかのサービスがあるという話しもあるので、車検通過に必須作業のみを早めに実施し、プラスアルファを期待したいと思います。

車検準備 (27,601Km)

今度の4月は車検です。以前は自分で車検を通していたが面倒となってディーラ任せ。でも丸投げではなく内容は吟味しての作業をお願いしています。

 今回も例年と同様に見積もりをしてもらうためにディーラに行ったところ、トータル(諸経費込み)で40万円を越える見積もりが出てきてビックリ!

 確かにTDCセンサが怪しかったり、Kangoo系の持病のオルタネータプリーリーが怪しかったりと思い当たる節はあるがそこまで行かなくても・・・と思いながら見積もりの為に分解された実車をサービスの方と一緒に確認したところ。

・リアサスオイル漏れ
・パワステプレッシャーセンサスイッチからのオイル漏れ
・Fディスクロータ偏磨耗

 を指摘された。さらにバッテリー、オルタネータプーリーの劣化、TDCセンサーの修正などなど・・・諸経費を除いた費用で38万円と突破!!もう笑うしかありません。

 例年はディーラかわ言われた8万円程度の工賃、部品代を吟味して4万円まで落としていたので、今回もそれを実行することに。でも「漏れ」はなおさないと基本的に車検は通らないで、ある程度の覚悟は必要となるわけだが・・・。いっそのこと久しぶりに自分で車検を通すか、とも考えた。というのは、漏れた箇所はボタボタとたれるレベルではないのでウエスで拭いて自分でテスターを通過すればOKなので(笑)。いわゆる問題の先送りという奴です。

 ともあれ、家に戻って吟味作業スタートです。まずは、車検通過のために必要な作業・部品の選定です。

1)パワステプレッシャーセンサスイッチからのオイル漏れ
 部品代は2.2万円、工賃3千円ちょっと。まずUKのeBayを探すと26GBPであったが、UK外への発送が不可だ。念のためメールで聞いてみるかな。ダメならディーラに従うしかない。いや待てよ、代行もありかな?

2)リアサスペンション
 部品代は3.2万円、工賃9千円弱。楽天でモンローのショックが1.5万円前後であることを発見。さらにビルシュタインが2万円弱でもあった。次は、UKのeBayだ。なぜかeBayにはknagooのサスペンションの出品がない。探し方が悪いのか?やっとで探し当てたのがビルシュタインを扱っているショップだ。1組で103GBP(約1.4万円) 。これまたUK以外には発送してくれない。これは代行をお願いするとVAT、送料なんやらで国内のビルシュタインを大差が無くなってしまいそう。モンローのショックで落ち着きそう。

3)オルタネータプーリー
 同時にオルタネータ自身の交換も推奨された。でもってリビルド品を使って7.2万円。いやいや、自分でリビルドできるか結構です。と心の中で思いながら話しを聞くと、オルタネータを外すのにエアコンのラインを切る必要があり、工賃に1万円オーバ。(泣)

 確かに、インターネットで大変な思いをしてプーリーを交換した人の記録を見たことを思い出した。ただ、ヤフオクで対策品のプーリー付きで新品のオルタネータが4万円弱を発見。ならばコレだ! でも車検には必要無いので、日を改めて。

4)TDCセンサーの修理
部品代1.2万円 工賃1.5万円。 サードパーティの部品が出回っている。これを投入すれば部品代を抑えられる。TDCセンサーがとんでもないところにあるが、もう少し勉強して自分でやる方向で。

5)Fディスクロータ
 部品代2.5万円 工賃1.7万円 (何で工賃がこんな高い?)
 自分の目で確認すると内側が10mm程度パッドがあたっていない。制動不足やキックバックも無いことからすぐにどうのというレベルでは無いと判断。そんな状況の中、ロータをヤフオクで9千円で発見。日を改めて自分で交換することに方向で。

あと、バッテリー、Rワイパーブレード交換、ポーレンフィルタ、エンジンオイル (w/フィルタ)、プラグの交換などあったが、これはいつも自分でやるので削除。

ちなみに、ブレーキフルード交換は毎回やってもらっています。理由は面倒なので(笑)。あと吸湿したフルードは使い続けるとピスト、マスターシリンダにカスが溜まり、OHを余儀なくされるからです。

でここまでの金額を計算したところ、諸経費を除いた費用で10万円を切りました。と目処が立ったところで出来ることの実作業を開始です。

 まずプラグ交換。Kangooはダイレクトイグニッションコイルを採用しているためもあり、かなり奥にプラグが鎮座しています。これを外すときには、溜まったホコリを落としてからプラグを外さないとシリンダ内にごみ・ホコリが落ち、精神的によくありません。とプラグを観るとサビています。

以前から気になっていたのですが、3番シリンダのプラグだけがなぜかサビます。今回も同様な状態でした。これはディーラに調査してもらいましょう。エアーでホコリを吸ったり、飛ばしたりしながら外して、新しいプラグを交換して終了です。

 焼けはアイドリングしただけなのにちょっと焼けすぎっぽい。空燃比は車検のときに調整してくれるということなので、交換したプラグを車検時に渡して参考にしてもらうことにします。

さて、次はオイル交換とフィルタの交換です。フィルタはバイクのフィルタより安いので嬉しいです。(Kangoo:1,300円前後、 K1100LT: 2300円)

 Kangooのオイルフィルタは車の衝突時の衝撃からフューエルラインの損傷を防ぐための鎧が装着されていて、この鎧を外さないと交換が出来ません。ちょっと面倒ですが、慣れれれば簡単で、13mmのソケットで簡単に外せます。といいながら久しぶりだったのでちょっと手間取ったりして。

 鎧を外すとオイルフィルタにアクセスすることが出来ます。

 今回のオイルは、コレ。RESPO 5W-30 SM/CF、オークションで買ったものです。

 フィルタ交換時は4.8Liter必要ですが、0.8Liter分は銘柄は違う手持ちの化学合成オイルで補うことに。どうせ、4.8Literが完全に抜けることは無く、不足は0.3Liter分程度と目論んでいます。で、実際はその通りでした。

 と、以上が本日の全作業。来訪者と話しながら作業をし3時間程度で終了です。久しぶりの作業で足・腰がダルイ。

 車検費用の目処は立ったものの、基本的には問題先送りだけで、後日ある程度部品代が掛かるのには変わりはないのだが。

オイル交換 (63,667Km)

 今日2/12(日)は東京ゲートブリッジの開通日です。2年半前、富津に行ったときに偶然見かけた巨大な建造物。近寄って看板をみるまで橋の一部だなんて全く判りませんでしたが、看板を読んでびっくり。10時過ぎにLTにまたがりタンデムで新木場経由でぐるっと一周してきました。

 初日だけと思いたいが、橋の上は大渋滞。景色を眺めることが出来てよかったが、急いで通り抜けたい人にはいい迷惑だな。

 昼過ぎには帰ってきて暖かいうちに、久しぶりにLTのオイル交換でもと思い、半分思い付きでスタート。ついでにフィルターも交換。よしっ!プラグも交換のチェックでもするか。ということではじめたのですが、作業ロスがあり終わったのが16時前でした。(泣)

 在庫しているはずのオイルフィルターが見つからない。ディーラに電話して在庫を確認、回答の電話を受ける前に部品庫内に在庫を発見し、急いでディーラにキャンセルの電話。

気温が低いためオイルの粘度が高く、ドロドロさせながらいつもより時間をかけてオイルを注入(ストーブの前にでもおいて暖めておけばよかった)。

 オイルを2リットルくらい注入したころだろうか、気が付いたらオイルフィルターカバーとオイルパンの隙間から新しいオイルがポタポタと・・・。

 どうやらオイルフィルターカバーのOリングの再使用が原因みたい。

 注意しながら増しシメを行ったが改善されず。なんで交換用のOリングが手元にないんだ?と思いながら、今度はディーラに直行。結局Oリングのみの販売はなくオイルフィルタ一式を購入し、無事オイル交換完了しました。

 プラグ交換は何事もなく終わったのですが、都内をブラブラするような走りということもあり、プラグは真っ黒です。 

 走行距離からすると交換する必要は無いのですが、ここは気分的に交換したいところ。同調をとるときには換することにしよう。

 今気が付いたがこの1年で1,300Kmしか橋っていない・・・。

交換したオイル:シェブロン 20W-50 4本弱

エアーコンプレッサーの掃除してみました

 バイク仲間の知人経由で譲っていただいてから何年経っただろうか?青空車庫の隅に防水のカバーをかけ、使うときにカバーを外して使っていたエアコンプレッサー。 オイルの有無のみチェックはしていたものの、それ以外は全くメンテナンスせず。最近、コンプレッサーの下側が若干錆びてきたし、鉄のタイヤも錆びて全く動かなくなってきたし・・・。そろそろこのままじゃまずいかな?

 ということで、いつも使っている工具箱とセットで格納できる物置兼エアーコンプレッサー小屋DIYで作ることにして、1週間前ほどから設計を開始しています。

 今日は、久しぶりに暖かい日だったので、メンテナンスをしていなかったエアーコンプレッサーをメンテナンスをかねて清掃てみました。 

 以前より、コンプレッサー部からオイルが滲み(写真左側のフィンがついているシリンダの麓が黒い部分)でていることに気が付いていましたが、オイルの量が減っていないことからあまり気に留めていませんでした。

 

 とりあえず、簡単に外せるパーツは外して清掃してみました。

 結局オイルは、コンプレッサーを駆動する軸受けから漏れているようで、その周りに油まみれのほこりが大量に付着していました。

 おそらくオイルシールが死んでいるのでしょう。型番は22-32-5ですね。インターネットで調べると500円もしないようですので、近いうちにどこかで入手しましょう。インターネットでも購入できますが、きっと近所の町工場周辺の工具屋さんにでも行けば入手できるでしょう。

 オイルシールの色がシリンダと同じ色で塗装してあるので、40年近く未交換ということなのでしょう。やっぱり日本の製品はすばらしいですね。

 写真を撮影するのを忘れましたが、ベルトもヒビが入っていました。切れることは無いかと思いますが、それも交換しましよう。インターネットによると、Vベルトの汎用品A-44という型番で400円程度。これまた近くの工具屋さんでやホームセンターでも売ってそうですが、送料込みのインターネットの価格と比較してちかいうちに購入することにします。

 と、ここで初めて裏側に製造年がわかる銘版が張ってあることに気が付いたのですが、なんと1973年製。40年近く使っていることになりますね。

 前のオーナーがどの程度使っていたか判りませんが、モーターのブラシが変えていなければ擦り切れ寸前でもおかしくありませんね。近いうちモータ周りをバラシて、ブラシ、ベアリングの様子でも見たいと思います。

 欲を言えば、圧力スイッチをつけて、規定の圧力になったら、モータのオン・オフをさせたいところです。

FT-726修理 (その5)

 外は寒いなぁ・・・。こういう日は、部屋でぬくぬくと作業します。

 昨日、電源部が生き返ったFT-726。どうもスッキリしません。いま一度、初心にもどって、インターネット上の情報、修理バイブル(アマチュア無線のレストア入門)を読み直しました。

 無線機の構成上430MHzのモジュールが原因と考えるのが妥当ということで、再度430MHzのモジュールのチェックすることに。

 まずはパワーアンプ部ににかかる電圧のチェック。送信時かかるはずの8Vがかかっていません。この現象はすでに確認済みです。ただ、この8Vがかからないのが、TX-Inに入力がないからと勝手に決め付けていました。もし、そうでなくて、リレーRL01が原因だったらどうだろうと考えることに。

 ただ、リレーRL01はPTTを押すとカチカチといって見かけ上動作しています。念のため、リレーの上カバーを外し、入力側に8Vが掛かっていることを確認しました。入力側(切り替わる前)に8Vが掛かっていて、切り替わった後の出力側に8Vが掛かっていないということはリレーの接点がおかしくなっているということを意味します。

 どこかで聞いた不具合だなぁ~。と思いながら接点を精密ドライバで軽くなでてやって、すかさずPTTを押すと出力が出ることを確認しました。(ほっ)

 ということで、リレーの接点が劣化(炭化)していたためにリレーが動いても通電されなかったようです。
 本当なら新品に交換したいところですが、このリレーそのものはディスコンになっていて、小細工して乗せ換える必要があるので、とりあえず、このままとすることにしました。

 送信できるようになったことで気をよくし外もの太陽の日がさして来たので、清掃することにしました。まず、外せるパーツはすべて外します。
 

 パネルも外し溜まったほこりを取ります。

 ボリュームのつまみはホコリが溜まっているので歯ブラシでゴシゴシと。メッキスイッチは錆びのような粉がふいています。これを1つづつピカールを使って磨きを入れます。

 内職のように作業すること1時間ちょっと。組み上げたら見違えるような綺麗な無線機が目の前に戻ってきました。

 さて、ここら試験電波を出しながら調整ということになりますが、我が家にある測定器類はオシロとSWRメータくらい。これじゃねぇ。とりあえず出力の調整をおこいましたが・・・。若干受信感度が低くなっているような気がするし、スケルチの動作も怪しい。

 ともあれアンテナを用意してから次のステップに行くかな。

FT-726修理 (その4)

 さて、先日買ってきたトランジスタ(2SD1064)を交換してみました。

 これまで22V(整流されていた電圧そのまま)だったのが、無事、12V付近を指すようになりました。定格の13.8Vに調整して完了です。

 さあ、やっとここからが本題です。144MHzユニットは正常に送受信が出来ているので、各信号は144MHzのユニットと比較しながら調査を進めます。
送信時にTX-INに8Vが掛かっているのが430MHzのユニットにはTX-INが掛っていないことまでは判っていますが、なぜ430MHzのときだけ8Vがかからないかが不明。

 この8Vは144MHzモジュールと共通のAFユニットで生成しています。となると、430MHzに切り替えてたときのみAFユニットの上流の各モジュール共通のTX UnitのTX OUTからの出力が出ていないのでは無いかと推測されます。さあ、このTX Unitの中で、430MHzと、144MHzを切り替えたときにどのようになるかを調べなくてはならないのですが、これから先は全くの未知の世界ですね。

どうするかなぁ。

FT-726修理 (その3)

 ということで、早速サトー電気に寄って、2SD1064を買ってきました。念のため先日交換したばかりの2SC945,2SC1173を壊していたら面倒なので、合わせて購入。

そうしたら、「あれ?先日も来たよねぇ」と、しかと顔を覚えられていました。(笑)

 FT-726に張り付いている壊してしまったと思われる2SC1064のBE間,BC間の抵抗は0Ωに対して、買ってきた2SC1064のBE間,BC間の抵抗を測定したら5KΩありました。やはり壊してしまったようです。

 交換は週末かな・・・。

 思えば、会社帰りに寄れる電子部品屋があるというのは非常に便利なことを、あらためて認識した。
 隣駅の蒲田にもカマデンという電子部品屋があるが、ニッチな部品は無い。その点、サトー電気はそれなりに揃っているし、購入したい部品をリストして持っていけば、店に入ってお店の人に渡すだけでOK。あっという間に買い物が終わる。こりゃ便利です。
 唯一の難点は、土日がお休みなことかな?

 

FT-726修理 (その2)

 さて、電源を入れると思いっきり発熱していたトランジスタ(2SC1173と2SC945)を会社帰りにサトー電気に寄って購入してきました。

 時間を見つけて交換し電源を入れて出力を測ってみるも22Vのまま。ありゃ、原因はこのトランジスタではなかったみたい。その次の瞬間、再びトランジスタが異常発熱を発見。(泣)

 となると2SC717Oが原因ですかねぇ。で、放熱板に取り付けられているはずの2SC717Oをいま一度確認すると、回路図と違うトランジスタ2SC1064が取り付けられているじゃないですか。確かに放熱板との間の放熱シリコーンの塗り方から張り替えたことが判ります。以前の持ち主も電源を壊したようです。

 さらに、基板から2SC1064を外してテスターでチェックすると、BC間,BE間双方とも導通(0Ω)となってしまっていました。コレじゃダメでしょう。先にチェックすればよかった・・・。調整の手引きにも「Pass Tran for +13.8V Reg.」を書いてあった。

 ということで、また、会社帰りにサトー電気に向かう羽目に。

 

 

FT-726修理 (その1)

 ひょんなきっかけで数年ぶりにFT726の火を入れて送信したところ、PPTスイッチを2回くらい押したところで、出力計が振れなくなり、そしてキャリア出ずの状態に。まあ28年も前の無線機ですから不思議ではないです。


 
 自分でなおせるかどうか判らないが、メーカ謹製の「調整の手引き」も探し出せたし、インターネット上にもいろいろと情報がありそうなので、とりあえず蓋を開けてみた。

 そうしたら、電源部のコンデンサの頭部がはちきれそうになっていることが発覚。とりあえず受信や144MHzの送信は出来るので定格に近い電圧は出ていると思われるが、このまま内蔵の電源を使うのは怖い。

 まずは電源部の修理から。爆発寸前のコンデンサーは18,000μFとちょっと大きめの容量のコンデンサで蒲田では手に入りそうもない。とちょうど東京駅方面で飲み会があったので、そのついでに秋葉へゴー.

 1,050円も払って買ってきました。しかし18,000μF25Vは無かったので20,000μF25Vで。平滑コンデンサーなので大きい分には問題はなし。

さて、交換して早速無線機本体の調査と行きたいが、とりあえず、電源ユニットからの出力を確認するために、出力の端子にテスター棒をあてて測定・・・とその瞬間に「パチッ」といやな音が。ちょっと狭いところへテスター棒をいれたためか、どこかに接触してしまったようで、電源基板の上のヒューズと、背面パネルのヒューズが見事に飛んでました。

 ヒューズだけならまあいいや。ということでヒューズを換えて再度電源ユニットのチェック。細心の注意を払ってテスター棒をあてると、13.8Vのところ22Vも出てるじゃん。
 仕方が無い、上流から電圧を測っていくとどうやら電圧を制御しているトランジスタを飛ばしてしまったみたい。触ってみると異常に熱い(オイオイ)。

 壊したのは2SC945と2SC1162.2SC945は手元にあるくらいメジャーなTr.しかし2SC1162は世の中にも無いみたい。調べたところピン配列は違うものの2SC1173で代用が聞きそう。データシートをみてもそのようだ。川崎のパーツ屋にもあるようなので、会社帰りに買ってくることにして、電源部は調査はおしまい。 

 さて、無線部のチェック。内蔵電源が使えないので、外部電源を使って直接13.8Vを入れてチェック。
 FT-726の構成としてメインユニットの他に144MHz、430MHzの2種類の周波数ユニットが装着されている。そして、430MHzのモジュールのみ送信が出来ないということから、メインユニットは正しく動いていると判断をし、430MHzのモジュールをあけて外観チェック。後期型なのか、コンデンサも液漏れしないといわれている黄色いコンデンサになっている。

 リレーも見かけ上動作している。しかし、RFパワーモジュール(S-AU4)にかかる電圧を調べると、殆どかかっていない。んじゃ、送信時に430MHzモジュールのTx(In)の電圧を計ってみるとこれまた全く電圧がでていません。となると144MHzモジュールも使っている共通のモジュールか?おかしい、うーんどこだ?暗礁に乗り上げたところで今日はおしまい。

 ちなみに、このモジュールが死んでいると、この無線機の復活は無理そう。生きていることを祈ろう。

つづく