昨年の夏。白馬で、タンデム用の通信ケーブルをリアキャリパに巻きつけてしまって以来、リアブレーキの調子が悪くなっていたが、そろそろ本腰をいれて修理しておかないと、安心して乗れない。
引越しもちょっと落ち着いたので、気分転換も含め、修理することに。
まずは高価な負圧発生工具を使って抜く作業からスタート。最初、ちょぼ、ちょぼっとフルードが抜けたが、その後抜ける気配がない。

運悪く今日はブレーキペダルを踏むと、ちゃんとブレーキが効いている感触があり、今の時点では正常に動作しているようす。
でもこのバキュームツールで引いてでもエアーが抜ける様子がない。 そのとき、ブレーキで悪戦苦闘されたコバさんが登場。心強い!!
リアキャリパーは4年ほど前にOH済なので、問題ないと踏んでいる箇所ではあるが、急がば回れで、マスターシリンダをばらしてみることに。
分解してシリンダ内を見る感じでは、傷がついているようには思えず、ピストンを動かしても問題なく動作する。もういちど組みなおして、ピストンを動かすとそれなりに動作する。さらにフルードを入れて、ペダルを踏むと、リザーバータンクにも若干の吹き返しを確認。
「おっつ、もしかしてマスターシリンダがおかしかったか?」と思いながら、引き続きペダルを踏んでいると、またスカスカに。よーーくシリンダを見ると、ピストンが引っ込んだまま。
白馬で確認したときは、ピストンは正常の位置にあり、ブレーキ動作も時々正常に動作していたので、一連の不具合はピストン動作とは関係ないと思っていたが、そうではなかったようだ。

シリンダ内部を磨いて様子をみるという話しもあったが、中身はいたって綺麗。しかし、シリンダを注意深く押すとスムーズに動作しない箇所があることが判明。とりあえず、マスターシリンダを持ってディーラへ。
「段つきを起こしていますねぇ」ということで、オーバーホールキットなどはきっぱりあきらめて、Assyで交換することに。
さて、マスターシリンダ(パーツ番号:34312310867)のお値段ですが。
シカゴで136USD (14,500)、MOTOBINSでは78GBP (16,257)という価格。となると20,000は覚悟しておかなければ・・・と思って聞いてみると、「13,000円です。」(端数は忘れました)だと。
ついでにブレーキホース2本を追加してディーラを後に。(ABSユニット、キャリパーは本国発注)

1週間、この状態で放置となる。