12V化の最終作業 その2

昨日の作業の続きです。

 充電電圧をデジタルテスタでチェックすると確かに出ていません。レクチファイヤーからの出力(この場合交流)も2V程度しか出ていません。

 ステータコイルの改造をミスったかな?とロータを外して確認したところで問題はなさそうです。再度組み付け直したところ、エンジン始動時に無事14V程度が出ていることを確認しました。コネクタの接触不良ですかねぇ。しばらく様子を見ることにしました。

 さて、レクチファイヤが三叉にあたってしまう件ですが、写真のようにディスクグラインダーで削ったら無事収まりました。
 

 夕方、試運転兼ねて羽田まで一っ走りしてきました。やっぱり2ストはいいねぇ。8,000回転くらい回してシフトアップしていくと走ると爽快です。

 ヘッドライトの明るさも、アクセルをあおると明るくなることから、発電もされていることを確認できました。

  

と、この写真を撮った後に問題発覚。イグニッションキーをOFFにしてバイクを降りたはずなのに、テールランプがついているじゃないですか。

 おそらくライティングスイッチに電源ラインをダイレクトに接続してしまったからですね。これから配線図を見ながら接続位置を変更しなくては。

 ともあれ、大きな改造はこれで終わり。後は大きなところではタンクの塗装かな?

12V化の最終作業

久々ににTDRのレストア作業に取り掛かることが出来ました。

 前回のエントリーのときに見つかったタンクの穴ですが、穴が見つかるたびにガソリンを抜いて、タンク中を乾かし、半田で埋めての繰り返しが面倒なので、思い切ってタンクの下側をブラストをかけて一旦軽く塗装をはがし、危なさそうな箇所を調査してから作業に入りました。

 簡易自作ブラストチャンバーは雨によりボロボロになったので、とりあえず大きめのダンボールで代替することに。

 狭いボックスの中、タンクを動かしながらタンク下側近傍の塗装を剥がしたところ、


やはりありました塗装の上からは判らなかった穴が。

 結局、3つの新しい穴を発見。いつものように半田で穴を埋めて終了です。塗装を剥がしたので、そのうちなんらかの塗装をしなくてはならないのですがねぇ、どうしよう。

とここまで、9月くらいにやった作業で、ここからが本日の作業です。

 ロータ内の発電用のコイルの改造はすでに完了済み。あとは、レクチファイヤを交換し、若干の配線を変更すれば完了となる予定です。

 まずレクチファイヤの設置場所ですが、オリジナルよりかなり大きいのでどこに固定するかが問題です。とりあえず、オリジナルの位置においてみたところ、何とか入りそうな様子です。ただ、ハンドルを左に思いっきり切るとあたってしまいます。つまりこのままだとハンドルロックが掛からないことになります。ただ、若干量削って逃げれば大丈夫そうです。あたっているところも放熱のフィンの部分なので、さほど問題は無いと思われます。

 さて、固定する位置が決まったら結線です。整理のために変更箇所の配線図を書いてみました。

2011.11.27 Updated: マゼンタのために、IGスイッチをOFFにしてもライト類が点灯しっぱなしとなってしまうことが 判りました。IGスイッチのケーブル(茶色)に接続するのが正解と思われます。
2011.12.11 Updated: 記述、配線図修正

 

 まず、新しいレクチファイヤのピンにテスト的に接続してみてイグニッションをONにしたら、「パチッ!」といやな音が、ヒューズが切れました(泣)

 そんなはずは・・・と思ったら、レクチファイルの出力側のプラス・マイナスを間違ってました(汗)。正しい接続に戻して、イグニッションをON。何事もなく、ウィンカーが動作します。ただ、これだけでは、ヘッドライトやテールランプのこれまで交流で駆動していた箇所には直流の12Vは流れません。
 次なる作業は、この直流12Vをヘッドライトやテールランプに流すための作業です。

 ライティングスイッチに向かう9ピンのコネクタの手前で黄/赤を切断し、メインスイッチの茶と接続します。この切断・結線で、これまでステータコイルから出力された交流(黄/赤)を遮断し。その代わりにレクチファイヤから出力された直流12Vがメインスイッチを経由して、各方面に流れていくようになります。

 イグニッションをOnにして、エンジンを掛けずにライト周りをチェック。無事、ヘッドライト、テールランプが直流12Vで駆動されたことを確認しました。

 さて、ガソリンタンクにガソリンを入れて、エンジンを始動してみました。 うぉー明るいぞぉー。気のせいか?

 これで完成か?念のため、発電電圧を調べたところ、12Vちょっとしかありません。13V程度は欲しいところです。アナログのテスターだったので小数点以下は正確に確認できません。もしかしたら発電していないかも。ショートのときに壊したか!?

日が落ちてきたので今日の作業は終了。明日デジタルテスターで再確認です。

使用したレクチファイヤ: TT250R セロー4JG用

リベンジ

 思い起こせば10月10日cafe Doorに向かう途中、江ノ島でバイクがストップ。 セルモータが原因であることがわかり交換部品を輸入。ついでオルタネータの強化、グリップヒータの交換などを行い。やっと今日、元の状態に戻りました。

 本当なら、昨日組み上げ今日は久しぶりに遠出でもと思っていたのですが、昨日は雨。作業できなかったの今日の作業となりました。

11月とは思えないほどの暖かい日、欲張ってバイクを掃除しながら組み上げたので予定より大幅に時間が掛かってしまった。

 とりあえず家の周りをぐるっと走って各所のチェック。と低速のトルクが増えたような気が・・・。理由はよくわかりませんが、考えられるのはオルタネータ、バッテリー周りのハーネスを組みなおしたため接続部のロスが減ったから?それともオルタネータの容量が増えたから?確かに、オルタネータは従来より低い回転数(1,000回転程度)で最大電圧に達するようで、自作アンプ・ミキサーも低速でも音がふらつくことなく聞けるようになりました。アイドリング時は、まだふらつくのでやはりアンプ・ミキサーの再設計が必要みたい(泣)

 あと、燃料ポンプが「シュー」という音が大きくなったような。これは燃料ポンプの寿命ではなく、これまでより安定して電圧が送出されるようになったと考えたい。

 天気もいいので、13時過ぎcafe Doorへ向かってリベンジすることにしました。出発時間がちょっと遅いので、今回は逗葉新道経由でR134へ。途中、材木座海岸で流鏑馬をやっているのを横目で見ながら14時半には無事cafe Doorに到着しました。ホッ。

↓すみません、レンズが汚れていました。でも、ちょうどナンバーがぼけていい感じ

 途中、江ノ島を越えたところで、エンジンが息つくことが2回ありました。もしかして、燃料ポンプ?それとも点火系?わかりません。ちょっと気になりますが、帰りには発生しなかったので、気のせいかもしれません。そう、気のせいです。(笑)

 ただ、帰りも体感したのですが、明らかに低速でのトルクは増えたと思われます。これはタナボタ?

電装系メンテ

 セルモータのブラシ劣化によるトラブルをきっかけに、電装系に手を入れることにしました。しかし、時間がありません。11/23に終わってしまう(後述談あり)、梯吾妻スカイライン、磐梯山ゴールドライン、磐梯吾妻レークラインの観光有料道路3路線の無料期間中に走りに行きたい。そのためには、最低でも本日中にエンジンが掛かるようにしなくてはならない。しかも本日は15時頃から区の吹奏楽祭内の高校のOBバンドのステージを聴きに行くつもり。したがって、9時からスタートしても作業時間5時間程度。作業時間の見積もりでも出来ない工程が含まれているのでヒジョーニ不安な状態で作業開始。

 本日の作業は下記の3つ。

1) グリップヒータ交換
 このバイクを購入したときにすでに左側が壊れていたのですが、暫定的に修理して使っていたためか、どうも左だけ暖まりにくい現象が発生していた。強くにちゃんと温まる場合もあるので、ここは潔く交換することに。1年ほど前ebay.deで1万円弱で落としたのがあったのでそれと交換します。

2) オルタネータ交換
 別に壊れたわけでも無いのですが、電源回路が貧弱な自作ミキサーを介して音を聞くと、電圧のふらつきによる音の振れが激しく、最近その現象が顕著になってきたので、重い腰を持ち上げての交換作業。しかも容量も50Aにアップ!!

3) セルモータオーバホールの後始末
 圧着端子取り付け、バッテリーなどを戻す作業

さて、作業開始 (9時スタート)

1) グリップヒータ交換
 グリップヒータの電源はハンドルのパイプの中を通っているので、グリップヒータを交換する場合は結構大げさな作業となります。しかも、本来なら左側のグリップは2つのネジで固定されているはずなのが、1つでしか固定されていないことが発覚。(以前ばらしたときに気が付きませんでした) ネジ1つでグリップを固定するのはこころもとないので、ネジ2個で固定することに決定。

 ただ、新たにネジ穴を開ける、しかもハンドル下側に開けるのはバイクに装着したままでは難しいので、一旦ハンドルを下ろしてからドリルで穴を開けてということになります。
 ハンドルを下ろすのは難しいことは無いのですが面倒。フロントブレーキホースのラインは切りたくないので、まず左ハンドルのクラッチ、チョークをばらして、ハンドルから抜き、そして右側のブレーキホルダを抜きます。この順番であればLTの場合、フロントブレーキホースのラインを切らずにハンドルを下ろすことが出来ました。よかった・・・。

 グリップヒータの電源はハンドルのパイプの中を通っています。古いグリップを抜くときに、呼び線を結んでおき、新しいグリップヒータを装着するときに、使うようにしました。

 グリップを固定するネジは4mm。付属のネジはセルフタップなの3.3mmのネジで下穴を開けてからネジをねじ込ん終了。ネジ穴がちょっとズレたのですが、グリップ側のパーツを若干長穴にして対応。

 さあ、後は組み込むだけ!とこの時点で作業開始から1H以上使ってます。新しいグリップヒーターの線を呼び線とテープで止めて慎重に引き出し、もとの通りの経路に配線をし、最後にコネクタを取り付け、元のコネクタに差込ます。が、それが非常に固い。新品だからか??何とか差込んで終了。

 この時点で作業時間は3H。時刻は12時です。おそくとも14時には切り上げたいので残り2時間。ならば楽勝・・・と思ったところで大トラブル発生。

 右のグリップを装着するときにグリップエンドのウエイトを固定するための部品を差し込むのを忘れていることに気が付きました。これはショック!!。またハンドルを下ろしてと作業がかなり前まで戻ります。15時のステージを聴きに行くのは絶望的です。

 いや待てよ、グリップを外すだけならハンドルを下ろす必要ないことを思い出し、なんとかハンドルを下ろさずに作業完了。コネクタも、電極のコンタクト部の接点不良を起こさない程度にメス側の隙間をあけ、コネクタを差し込みやすくする作業をして通電の確認が終わったのが、12時50分。

2) オルタネータ交換
 先日の作業でオルタネータの固定は終わっているので、交換するオルタネータの端子にあうように プラス側を8-5.5の圧着端子に交換し取り付けます。ボルトで固定後も絶縁部材を取り付け終了。この時点で13時過ぎ。


 
3) セルモータオーバホールの後始末
後はひたすら戻すだけ。バッテを置く台を固定し、バッテリーを設置。プラス、マイナスの順番で接続し、この時点でセルを回してみると、今までにない軽さで、ストレス無しでセルが回ります。これは気持ちいい!

 エンジンもすぐにかかり、アイドリング(?,???回転)で12.6V。3,000回転くらいまで上げると13.9Vまで上昇することを確認しました。さらに、クーラントのリザーバータンクを装着、ABSコントローラユニットを取り付けの順で作業を進めたところで雨が結構降ってきたので、これ以上は作業は出来ないと諦め、時計を見たら、14時前。

ちょうどよかったかも。いそいそと片付け、時計を見たら14時半前。演奏時間は15時20分だったので、余裕聴きに行けました。

後述談
後、1H程度の作業と試運転をすればOKだ!! と思って観光有料道路3路線の無料期間確認したら11/15までだって。来週はやまごもりだし。がーーーん、もういけないじゃん!!

セルモータ オーバホール (その4)

さあ、今日で終わるか!?いや終わりませんでした。
午前中は駒沢公園で開催している東京ラーメンショー2011に運動がてら行って、帰ってからの作業でした。

運動がてらなので、家から歩いていきます。片道6キロちょっと往復12キロ。片道1時間を目標に歩きます。10時15分頃出発し、ダラダラではなく、さっさと歩くように心がけます。途中セブンイレブンで前売り券を購入、自由が丘にたどり着く前にかなり汗をかくようになり、駒沢公園に着くころにはラーメンより冷やし中華を食べたい状態になってました。

 目標の11時20分に到着。ラーメンガイドを見て旨そうなお店のテント前に並びました。並んだのは関西の無鉄砲と千葉のとみ田のコラボ店。行列は長いですが、進みがはやく30分ちょっと並んで食べることが出来ました。

 ちょっとコッテリ系かと思いきや。かなりコッテリです。好き好みがハッキリしそうな味ですね。

 さて、帰りもさっさと歩いて2時には帰宅。さあ、続きです。

 まずはオルタネーターを取り付けます。新品のダンパーなので正し位置で入っているのか判らないので慎重に3本のボルト締め付けて行きます。終わったら、セルモーターの組み付けです。ギア近傍のオーリングにシリコングリスを塗りつけ差込。アース端子と一緒にボルトで固定します。

 この時点で、バッテリーを取り付けスターターボタンを押してセルモータが回ることを確認して一安心。次はオルタネータの発電の確認・・・となるのですが、ガソリンタンクを外したときに、グリップヒータの交換も思い出し、この時点で本日の作業は終了となりました。

11/23まで福島の山岳観光道路が無料で、是非走りに行きたいのだが、間に合うだろうか?