12V化の最終作業

久々ににTDRのレストア作業に取り掛かることが出来ました。

 前回のエントリーのときに見つかったタンクの穴ですが、穴が見つかるたびにガソリンを抜いて、タンク中を乾かし、半田で埋めての繰り返しが面倒なので、思い切ってタンクの下側をブラストをかけて一旦軽く塗装をはがし、危なさそうな箇所を調査してから作業に入りました。

 簡易自作ブラストチャンバーは雨によりボロボロになったので、とりあえず大きめのダンボールで代替することに。

 狭いボックスの中、タンクを動かしながらタンク下側近傍の塗装を剥がしたところ、


やはりありました塗装の上からは判らなかった穴が。

 結局、3つの新しい穴を発見。いつものように半田で穴を埋めて終了です。塗装を剥がしたので、そのうちなんらかの塗装をしなくてはならないのですがねぇ、どうしよう。

とここまで、9月くらいにやった作業で、ここからが本日の作業です。

 ロータ内の発電用のコイルの改造はすでに完了済み。あとは、レクチファイヤを交換し、若干の配線を変更すれば完了となる予定です。

 まずレクチファイヤの設置場所ですが、オリジナルよりかなり大きいのでどこに固定するかが問題です。とりあえず、オリジナルの位置においてみたところ、何とか入りそうな様子です。ただ、ハンドルを左に思いっきり切るとあたってしまいます。つまりこのままだとハンドルロックが掛からないことになります。ただ、若干量削って逃げれば大丈夫そうです。あたっているところも放熱のフィンの部分なので、さほど問題は無いと思われます。

 さて、固定する位置が決まったら結線です。整理のために変更箇所の配線図を書いてみました。

2011.11.27 Updated: マゼンタのために、IGスイッチをOFFにしてもライト類が点灯しっぱなしとなってしまうことが 判りました。IGスイッチのケーブル(茶色)に接続するのが正解と思われます。
2011.12.11 Updated: 記述、配線図修正

 

 まず、新しいレクチファイヤのピンにテスト的に接続してみてイグニッションをONにしたら、「パチッ!」といやな音が、ヒューズが切れました(泣)

 そんなはずは・・・と思ったら、レクチファイルの出力側のプラス・マイナスを間違ってました(汗)。正しい接続に戻して、イグニッションをON。何事もなく、ウィンカーが動作します。ただ、これだけでは、ヘッドライトやテールランプのこれまで交流で駆動していた箇所には直流の12Vは流れません。
 次なる作業は、この直流12Vをヘッドライトやテールランプに流すための作業です。

 ライティングスイッチに向かう9ピンのコネクタの手前で黄/赤を切断し、メインスイッチの茶と接続します。この切断・結線で、これまでステータコイルから出力された交流(黄/赤)を遮断し。その代わりにレクチファイヤから出力された直流12Vがメインスイッチを経由して、各方面に流れていくようになります。

 イグニッションをOnにして、エンジンを掛けずにライト周りをチェック。無事、ヘッドライト、テールランプが直流12Vで駆動されたことを確認しました。

 さて、ガソリンタンクにガソリンを入れて、エンジンを始動してみました。 うぉー明るいぞぉー。気のせいか?

 これで完成か?念のため、発電電圧を調べたところ、12Vちょっとしかありません。13V程度は欲しいところです。アナログのテスターだったので小数点以下は正確に確認できません。もしかしたら発電していないかも。ショートのときに壊したか!?

日が落ちてきたので今日の作業は終了。明日デジタルテスターで再確認です。

使用したレクチファイヤ: TT250R セロー4JG用

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です