先日、久しぶりに車に搭載してある無線機を使ったときに、Sメータのセグメントの一部が欠落していることが発覚。確かこの手の故障は液晶パネルを丸ごと交換しないとダメなはず。
念のため、ググッてみたのですがなかなか決め手となる情報を得られませんでした。そんななか、この時代のケンウッドTMシリーズのパネル部分で使用しているコンデンサーが液漏れを起こし、基板を腐食させてしまう問題が報告されていることを発見しました。
これはマズイ。早速車から取り出し液晶パネルを分解してみました。お決まりのように、ボタンをサポートするスポンジはボロボロです。結構この修理も適当な素材を見つけるのに手間が掛かったりしそうな感じ・・・。
問題の表面実装の電解コンデンサーの足をみると、やはり液で足がやられていました。ただ動作しているので、基板をダメにするまでは至っていないようです。
半田ゴテを2つ使って慎重に外してみると、コンデンサー下のランドの片方がみごとやられていました。すぐ横のスルーホールに流れ込んでいたらと思うと・・・。
当然、手元に表面実装用のコンデンサーの在庫はありません。普通の100uFの電解コンもありません。インターネットで検索しマルシマから1個購入。で、無事、交換終了となりました。
ボタンを固定しているスポンジは島忠で販売している粘着シートつき伝導マットを切り出してなんとかなりました。伝導マットなので基板に接触しないようにする必要がありますが部品配置を考えて問題ないと判断し、修理完了となりました。
LCDのセグメント不良は見なかったことにしてそのままとしました。