燃料ホース交換(66,383Km)

 かれこれ3ヶ月前の6月末、若洲海浜公園に行こうとしてエンジンを掛けたらガソリンがじゃーじゃー漏れて悲鳴を上げた

 ホースを確認したら見事にひび割れ。それも尋常じゃないヒビの入り方。
STARFLEXという日本産のボースだが、使用する箇所が悪かったのか3年持たなかった。

これが・・・

ボロボロです

IMG_1331

IMG_1336

 他のホースを捜すのも面倒なので、13 54 1 461 494、13 31 1 461 973の2種類の純正ホースをオーダすることにしました。この手のホースはディーラにオーダしても海外から引いても価格的な差がそんなに無いので注文しに行ったところ、

”13 31 1 461 973は廃盤になっていて取り寄せることは出来ませんねぇ”と言われてしまい、結局13 54 1 461 494のみを入手して、残りはMotorworkにサードパーティ品をオーダしました。

純正品購入

 2週間後、部品は揃ったのですが暑くて作業をする気になりません。修理しても暑くて乗る気も無いのでしばらく放置して、やっと今日の作業となったのです。

 燃料ホース一式を交換するには、スロットルボディーを外する必要があるので、燃料ホース用のワンタイムクランプ以外にスロットルボディー用のワンタイムのクランプもオーダしておくことを忘れては行けません。
 でスロットルボディー内のバタフライをみたら結構汚れていますね。ついでに清掃しましょー。

 スロットルボディーを外せるところから外してエンジンコンディショナーを吹きかけて・・・と思ったらインシュレータが付いている。ダメだ清掃できないや。

 ということで、パーツクリーナーでちょっと綺麗にするだけでおしまい。こんな清掃の方法では清掃前後であまり差がありませんね。

清掃前

清掃後

 順調に組みあがり、昼過ぎには終了。久しぶりにK1100LTのエンジンが息を吹き返しました。

終了!

フロント周りのOH (28,095Km)

 さて昨日の続きです。

 T型のシールプーラーを借りてきたのですが、それでもすんなり抜けません。ドライヤーでアウターを熱しても同じ。別のシールプーラが必要か?

シールはぐちゃぐちゃ。アウターにはキズはついていないと思われる。

 昨日やってみてダメだった手持ちのプーラーでジックリ再チャレンジ。格闘すること10分(たった?)抜けました。もう1つはコツを掴んだので、作業開始から5分程度で抜けました。

結局、ベアリングプーラーか。

 さあ、やっと折り返し地点。先が見えてきた。

 フロントフォークの中身は元の通りに組み込み、フォークオイルは85cc。#10しか手元に無かったので、ちょっと多めに入れておしまい(いい加減さ爆発)。
 ステムに組み込み、次はベアリング。リチウムグリスをレースに塗ったくり並べる。手元に同じサイズのベアリング玉があったので、それを足してつじつまを合わせる。

 ステムが下がると折角収まっているローワー側のベアリングのボールが落ちてしまうので、フロントフォークの下に板をかましてガレージジャッキで圧を掛けた状態でホールド。
(写真には板しか写っていませんが、その板の下にガレージジャッキが支えてくれています)

我ながら、グッドアイデア

 アッパー側も同様にレースにリチウムグリスをぬったくりボールを並べてネジを締め込む。とりあえず、外すときにマークした状態まで締め込み様子。

 アクスルシャフトは軽く清掃してグリスを塗ってタイヤの装着。ここまでくるとだいぶスクータらしくなってくる。

タイヤがついた
 
 やっとここで今回の作業の目的だったブレーキ周りの組み立てに入ります。キャリパーには新しいオイルシールをシリコングリスを塗布して押し込み、ブレーキフルードでひたひたになったピストンを押し込み終了。
 マスターシリンダとホースで結合し、フルードを入れてエアー抜きしておしまい。

 おーもう一歩だ。でもこの外装取り付けが結構厄介なのがスクーター。旨く収まらずに空き間が開いてしまうが、今回も例外ではない。そこそこ収めて終了!

IMG_1322

 試運転していないけど・・・多分大丈夫と思いたい。
 
追記:試運転して、フロントからのゴツゴツ感がなくなり別の乗り物になりました。やった甲斐がありました。

フロント周りのOH (28,095Km)

 2005年に1.6万キロの中古で購入してから気がついたら1.2万キロ走ってました。
大きな故障もなく快適に走っていたのですが、ある日ブレーキがスカスカになっていました。

 ふとマスターシリンダのピストンをブレーキレバー側からみたらフルードが滲み出ていました。

 さあ困った!

フルードが滲んでる

マスターシリンダーのオーバホールをすれば片付くのですが、オーバーホールキットがインターネットの情報によると2,500円程度します。でも、マスターシリンダー新品は3,900円。1,400円の差ならば、新品のマスターシリンダーに交換するしかないでしょう!!

 で、どうせマスターシリンダー交換するなら、おそらく一度も交換していないと思われるブレーキホースも新品に。さらにキャリパーもオーバホールすることに決定。

 さらに、フロント周りの外装を外すのであれば、これまでずーっと気になっていたフロントホークの清掃とオイル交換も・・・とやることが増えてしまって、やっと先日部品が揃いました。

 ちょうど天気も涼しくなり、久しぶりのバイク整備となったのですが、思ったようにはことが進まず、気分がトーンダウン。
 キャリパー周りのオーバーホールは順調に進み、清掃が完了。

思ったより綺麗

スッキリしました

 フロントホークのオーバホールのため、フロントホークを抜くのに、ハンドルを抜いてステムを外さないとフロントフォークが抜けないことが判明。これは結構ショッキング。
 とりあえず、マスターシリンダなどを外して、ステムを固定しているボルトを外したところで、ステムベアリングのボールがコロコロと。そうだ、このバイクはステムのベアリングはリテーナーなしのボールベアリングだっけ。慌てて落ちたボールをかき集め事なきを得た。でもちょっとボールが少ない足りないような気がする。

 ちなみに外したブレーキのマスターシリンダのピストンは下の写真のようになっていました。よーく見るとダストカバーがずたずたに。

結構ひどい

 さてフロントホークが抜けたので次はフロントフォークの分解ですが、フロントフォークのボトムケースを外すための工具が無いことに気がつき、アストロプロダクトに走る。さらに、オイルシールがサビで手持ちの工具では固着していて外れない。あ”--だめだ。

 ということで、この時点で初日はタイムオーバー。夜、友人にシールプーラを借りに行き翌日以降の作業となりました。