すんなりとは行きませんでしたが、無事交換完了しました。
結局、200mmのギアまで抜くことが出来るプーラをヤフオクで購入。高いと思いきや、鍛造品の新品で、送料含めて3,000円でおつりが来ました。
200mmのギアが抜けることが出来るとなるとやはりプーラ自身もデカくなりますね。
近所の町工場にありそうなレベルのような気がしてきました。だんだん工具箱も入りきらなくなりつつあります。
このクラスのプーラとなると引っ掛ける爪も肉厚となり、ABSリングとロータの隙間に入るかちょっと心配でしたが、何とか引っかかってくれて作業開始することが出来ました。
抜くのはアルミ製のリング。均等に力を加えないと歪みそうなので、3つの爪が均等にリングに掛かっていることを確認しながら、序々にメガネレンチに力を加え引き抜きます。ローターのセンター部はぽっかりと穴が開いていますので、そこには転がっていたアルミの板(10mm程度を2枚重ねて)で橋渡しします。
リングを外すために、これだけのツールを使いました。プーラの左側にあるアルミのブロックが橋渡しに使用したアルミのブロックです。
ABSリングが外れた後は、新品のローターに圧入するのですが、これが思ったよりスムーズ。ステムのベアリングの圧入より遥かに楽でした。
ABSリングは3つのボルトでリングがローターから抜けないよう抑えるだけです。このボルトにはロックタイトを塗布するように指示がありましたので、手元にあるロックタイトを塗布して固定。デフには新品のボルト(これはナイロック塗布済み)で固定し、これで交換完了です。
ABSセンサーのクリアランスを確認後、キャリパーを取り付け、エンジンを掛けてブレーキロータをまわしてみたら、若干キャリパーに摺り傷が。どうやらキャリパー?かどこかが擦っているようす。これまで使っていたロータにも付いているので、このローター特有の現象ではないと判断し、これで作業終了。
ちょっと近所を走って、ブレーキのアタリを確認。当然ながら、アタリが出ていない状態では、ちょっと効きが甘いですが、これまでスースー、キーキー行っていた現状がピタっとなおって、よかったぁ~。