「YAMAHA TDR80」カテゴリーアーカイブ

サーモスタット動作確認

 シリンダをばらしたときに、当然ながらサーモスタットも外したのですが、あけてびっくり、サビまみれの状態でした。

 いっそうのこと新品を購入と考えましたが、お値段はそれなりにしまし、使えるなら使いたい・・・ということで、動作確認をすることに。

まず、これが室温の状態です。

で、約80℃の熱湯に投げ込んで、しばらくして引き上げた状態です。弁が開いているのがわかりますよね。

開口幅も3mm程度あり、規定内ということでOK。
よかったぁ~

予想以上のサビ

 私名義のIC付きキャッシュカード交付申請のため久しぶりのズル休み。

 雨が上がった午後に、シリンダのすり合わせ部に付着したガスケットを取る作業をし、組み付けの準備をしようとしたのですが、シリンダ内のサビが思ったより強烈に発生していることに気がつきました。

 シリンダのウォータジャケット内のサビを取る作業中にもれた水気によるもの。
 
 ヤスリで擦ることも出来ないので、仕方が無く、ホーニングすることになりそう。

 

腰上組み立て

 一般的にエンジンを人間の体に例えて、ピンストンを含む上側を腰上、その逆側を腰下といいます。

 2サイクルエンジンの場合、腰上のOHといっても大した部品もなく、ピストン、ピストンリングそしてピストンピンくらいの交換で全てが終了します。4サイクルエンジンの場合は、吸気、排気用のカムや弁があってそりゃあもう大変。

 約1.3万キロ走っているので、腰下のOHも考えてみたのではありますが、いろいろと特殊な工具が必要となるため、とりあえずは、腰下のOHはせずに、組み立てることにしました。

 7月の頭にシリンダを開けたときの様子の写真です。 クーラントがサビサビでクーラントが流れるエリアに本来は黒の塗装がされているのですが、それが錆でやられています。でもって、赤い錆がこんもり堆積しちゃっています。
 

 あらかた、マイナスドライバでこそぎとり、残る手段は錆とるやんで錆処理とコーティングを施します。とりあえず、錆が取れてくれれば、後は、クーラントに気を使ってやれば大丈夫かな?と思っていますが、錆とるやんで錆が取れるかしら?。ダメなら、サンポール。でも出来れば塗装は残したいからなぁ・・・。

【組み立て】F・Rサス組み付け、そして自立

3連休の初日、前日の送迎会の酒が残り、半分二日酔い状態でスタート。というか、半ば強制的に体を動かしてアルコールを抜きます。

今日の目標はバイクの自立です。

まずはステムベアリングの打ち込みです。元はボールが20個くらいを並べて組み付けるタイプでしたが、リテーナ付きベアリングが使えるという情報をインターネットで見つけたので、今回は、リテーナ付きベアリング使うことに。

三叉への打ち込みは掃除機パーツ?みたいな管があったので、それを使ってあっさりと打ち込みが完了。続いてフレームへも簡単に打ち込み完了。

 写真はありませんが、フロントサスも組み付けを行い、さあ、これだけのパーツとタイヤを組めば半年ぶりにTDRが自立するはずです。
 スイングアームは、サビサビだったので、オークションで落とした、塗装(おそらく自家塗装)済みのスイングアームで、今回はこれを組み付けます。また、Rサスも元のより程度のよさそうなサスを落札済みでした。

 で、実際に組み上げていくと、Rサス、Rブレーキ・キャリパフォルダ、トップブリッジが無いことを発覚。その都度、保管している家の中へ取りに行く始末・・・。

 トップブリッジ、フロントのサスペンション、タイヤ、サイドスタンドをとりつければ、完了!!
 やっとバイクらしくなりました。

 

 さて、組み上げて、フレームの上に直に座ってサスの様子を確認してみると、リアサスから屈伸と同時に「シュッ、シュッ」と音がしています。

 どうやらガスが抜けて、その音が「シュッ、シュッ」と鳴っていたようです。
 新品を高くて買えないし、どうしよう・・・。

【組み立て】タイヤ周り(バルブ交換、ベアリング、シール打ち)

 やっと涼しくなってきた気がしたのですが、外での作業の続きです。

フレームが塗り終わったので、組み立てをするのですが、サスペンションを含め、足回りパーツはばらしたままで、すぐには組めません。

 まず、一番地面に近いホイールからスタートです。

 ブラストしたまま、放置してあったホイールからバルブを新しいものに交換します。古いバルブはカッターで切れば簡単にとれますが、新しいバルブを入れるのには、ちょっとした工夫が必要です。

 オフロードバイクなどタイヤのバルブについている?虫外しを装着し、虫外しをバイスバイスグリップで挟んで引っ張ります。

以前、外側から押し込もうとしたのですが、難しく諦めましたが、この内側から引っ張る方向だと、簡単に交換可能です。

バルブ交換の次は、ベアリング打ちです。久しぶりのベアリングの打ち込み作業だったため、作業前にベアリングを冷凍庫で冷やしておくの忘れて、1個打ち込んで「なんで、こんなに堅いんだ??」と不思議がってしばらくしたあと、慌てて冷やし始める始末でした。

 BMWのように音が変わるまで打ち込むと打ち込み過ぎとなり、カラーに当って、回らなくなってしまいました。慌てて、プーラで若干抜いて完了。このいい加減が国産??それより、ドイツ産がすばらしいのか?

 ベアリングの打ち込みが完了し、シールを打ち込んで軸周りはおしまい。次はタイヤ装着です。

 半年前くらいに、オークションで製造中止になっている純正のタイヤを出品を発見。それを落札してあったので、そのタイヤをはめ込みます。恐らく、5,6年前のタイヤではないかと・・・もしかしたら、もっと前?ちょっと表面が固いような気がする・・・。

 ただ、ヒゲがまだ残っています。

 渾身の力を振り絞り、汗だくになって前後のタイヤの装着を完了し、今日の作業は終了となりました。

 次回は、フロントフォーク組み立て、三叉装着といったところでしょうか。

 では、次回まで。

ホイール整備(ベアリングプーラ)

 さて、ホイールのベアリングを抜くには、パイロットベアリングプーラが必要となることが前回の作業で確定。清水の舞台から飛び降りる気分で、買ってしまいました。
で、時間を見つけて、ちょこちょこっと作業し、無事終了、正味30分程度・・・。

 これさえあれば、今後の作業も向かう敵無しです。多分・・・。

さて、ピストンリング等を追加注文し、その物が届いたのですが、梱包の形がおかしい。
開けてみると、「あっつ、ピストンだ。」。どうやら、私の注文ミスのようだ。
まあ、ピストンにも、ちょっこし、キズついていたので、この際だから、交換してしまえ!

ピストンリングを追加注文しなくちゃ。

【塗装】フレーム塗装再び

 2液ウレタンスプレー2本でらくらくフレームを塗装できると思っていたら、足りなかった・・・で、塗り足りなかった箇所に足付けをして、再度塗装しました。

 途中、「ポッ、ポッ・・・」と雨が降りだし、慌ててビーチパラソルで雨をしのぐというアクシデント。ただ、2,3分で上がり、そのまま続行。というか、続行しないと、2液タイプのスプレー缶の中では、既に2液が混合され、その日のうちに使いきらないと使い物にならないのです。

フレームを塗ったあと、カウルステー、トップブリッジ、そして小物と、順調にこなし。ウレタン塗装作業は完了となりました。

 トップブリッジも綺麗になりました。
 

 さて、日が傾いたころ、ホイールのベアリングを外そうとしたので、下の写真にある手持ちのベアリングプーラでは抜けないことが判明。いわゆるパイロットベアリングプーラーが必要みたい。どうしよう・・・。

【塗装】フレーム塗装

 気が付いたら3連休。でも来週の土曜日は出勤日。いったいなんという会社なんだ。 
 そんなことはおいといて・・・。放置してあったフレームの塗装を行いました。

 イサムの2液タイプのウレタン塗装のため、2液を混合してしまうとスプレー缶は、その1日しか使えないので。塗装する複数のパーツを準備して一気に塗装する必要があります。

 今回はフレーム、トップブリッジ、カウルブラケットの3つです。

 壊れた物干し台が塗装用のハンガーに大変身。豚の丸焼きのように吊るして開始です。
プラサフは吹いてあるので、脱脂をしてから塗装となります。

 ピーカン、湿気も低めなので、湿気によるかぶりも無いだろうと思って作業を開始したのですが、若干かぶりが発生してしまった様子。

 垂れる直前まで吹くというのがキレイに塗装するコツなのですが、垂れる直前まで塗るためにはもう1缶必要だったみたい。ところどころ梨地になっている(泣)。

 とりあえず、目立つところは、ちゃんと(出来る限り)塗って、見えにくいところは・・・。

 あっつ、トップブリッジ、カウルブラケットどうしよう・・・。

エンジン腰上OH

どうしようか、迷ったあげく腰上だけは開けてOHすることにしました。

冷却水を通すチューブを外すのですが、いきなりさび付いたネジが外れません。シリンダなのでインパクトドライバで叩くのは気が引けたので、ネジなんて安いもの。バイクグリップでつまんで外しました。

 反対側にも似た様な状態の箇所があったのですが、この場所はバイスグリップが入りません。仕方がないので、シリンダを外したあと、インパクトドライバで外しました。

ヘッドボルトを5つ緩めて外し、シリンダヘッド、シリンダを外してみると。
そこには、この世のものとは思えない状態のウォータジャケットが・・・
よーく見ると、なにやら赤いものがこびりついています。

ヘッド側も同様。ちょっと見えにくいですが、赤いものがこびりついています。ちなみに黒いピラピラしたものはガスケットの塗膜です。

 双方ともに、錆でしょう。ラジエータが錆びていたので当然といえば当然です。さて、これからこの錆をどうやって落としましょう?
この場所がこんなになっているということは、サーモスタットは?と思うのが当然。開けて、外してみてこれまたびっくり。錆まみれです。ただ、動作がすればよいので、後日、お湯に突っ込んで確認してみます。ただ、シールのゴムが生きているかどうかがちょっと心配です。

 ピストンのサークリップ、ピストンピンを外して、ピストンをチェックしてみましたが、ダメージはなさそうです。シリンダもホーニングの跡も残っていて問題なし!ただ、走行キロ数はそれなり(1.5万キロ)なので、ベアリング、ピストンリングなどは交換する予定です。

【錆処理】サンドブラスト(小物)

 梅雨に入るる前に、なんとしてもフレームのウレタン塗装を終えたい!出来れば、カウルのフレームや、エンジンシリンダ等も・・・。

 サンドブラストを行うには、キャビネットが必要です。そこで、以前、バイク仲間のちにーるさんから頂いた植木鉢などベランダに置く、アルミ製のフレームに、ダンボールが壁を作って、簡易キャビネットを作ってみました。

 中には棚もあってちょうどパーツが置けます。

 本日の餌食の1つ。キャリパーサポートです。

 カウルのフレームは、塗装を薬品であらかた落とし、ヤスリやワイヤーカップなどで錆も落としておいたのですが、どうしても手の届かないところの錆がありました。これはサンドブラスト出番ですね。

 上記以外にも、トップブリッジ、燃料コック等の数点がありました。
 さて、日本手ぬぐいで頭に巻いて、マスク、メガネ、砂が服に吸着しないようカッパを着ての作業です。

 作業中は砂まみれなので、写真はありません

 で、一番キレイになったのが、アルミパーツ。ちょっとしたヨゴレはガラスビースであっという間に落ちました。
ただ、小さいパーツであればいいのですが、面積が広いとすぐに空気圧が落ちてしまい、作業効率が下ってしまいます。さらに、簡易キャビネットの高さが悪く、常に中腰。こりゃつかれるわ。

ということで、焼付け塗装などの塗装剥(アルミナを使用)は、我が家のコンプレッサー+落下式のサンドブラストでは効率が悪すぎて、トップブリッジの塗装ハガシなどは作業半ばで諦めました。

 エアー吹き、パーツクリーナで清掃、シリコンオフで脱脂、ミッチャクロンで下処理。そしてプレサフ塗って、今日の作業はおしまいとしました。

 作業を終えて、簡易キャビネットの壁を取り壊したら、なっなんとこんなコンパクトに!!こりゃ驚いた。これなら、畳んでとっておけそうです。
 そう、壁一式が高さ15センチ程度のダンボールの中に納まっているかと思いますが、じつは、この15センチの箱の上にすべてが納まっていたため、ブラストした砂はすべてその箱の中に落ちて、すべて回収が出来るという優れもののシステムになっていました。
 砂の飛散も少なく、作業自体の結果は思わしくなかったのですが、簡易キャビネットの出来が良かったので、ちょっと救われた感じです。

 ということで、予想以上にサンドブラストの作業に時間がかかることが判明して、大幅に計画の見直しを迫られてました。 本当はF/Rのホイール、エンジンなどの大物を行う予定だったのです・・・。

で、作業が終わる頃、注文していたパーツ一式が届きました。
ヤマハ純正のパーツが一割引で購入できるシーマインターナショナル株式会社で購入しました。