「BMW K1100LT」カテゴリーアーカイブ

燃料ポンプ交換 (64,725Km)

 それらしい書状が発症したのが昨年の秋、オルタネータの修理をしたあと、cafe Doorに向かう途中でちょっとした息継ぎが1回発生。しかし、その後はしばらく再発しないで、4月の馬瀬オフミの直前で1回発生。急いでポンプとリレーを輸入し、パーツ持参で馬瀬オフミに参加するも何も起こらず。そして先日、三浦で再発となりました。

 三浦での再発時は、なんとか自走で帰ってこれたもものかなり重症の状態。ここはちゃんと腰をすえて直さないと遠出が出来ない。

 ということで原因を特定させるために、現状の状態で現象を再現させてその場で原因を突きとめるしか方法は無い。

 これまでの発生時の状況からポンプそのものが怪しいが電気系が原因であることもありうる。とりあえず燃料ポンプとリレー、テスターに線材をバイクに積み込み、再現させるために羽田周辺を走りまわることにした。

 関東が梅雨に入った翌日だが、ちょっと暑めだが、絶好のツーリング日和です。羽田空港周辺は道路が整備され、空港敷地内に置かれているYS-11が眺めやすくなりました。
 

 羽田空港を通りぬけ、トンネルを抜け、大井埠頭にある新幹線の車両基地に来てみました。車両基地の横はよく通るのですが、車両基地上を通過する陸橋は初めて走ります。車両を眺めながらバイクを走らすとなにやら黄色い車体の車両があるじゃないですか。そうドクターイエローです。

 100系のドクターイエローは何度も見たことはありましたが、最近の車両のドクターイエローは初めて。思わずバイクを止めて写真を撮ってしまいました。

 残念なことに、いたずら防止?それとも危険防止?のためか陸橋のフェンスはパンチングメタルのような小さな穴しかあいておらず写真を撮るのは少々無理のようです。上の写真も右上がけられてしまいました。

 と本来の目的以外で時間を費やしてしまい、早々と走りだすことに。一旦城南島付近に戻り、ガラガラの道でアクセルを大きく開けたり、閉じたり、Uターンの練習をしてみたりとちょっとエンジンをいじめたりしましたが再発しません。

 とふと、スマホでFacebookにでもアクセスしてみるかとバイクのエンジンをかけたままスマホをいじっているとラジエータのファンが回り出しました。とここまでは当然の動作ですが、しばらくすると急にエンジンがボボボッボッ。。。と音を立てて停止。但し、ファンは回ったままです。そう再現したのです!

 K100RS4V以降はイグニッションキーをOnにしたときイニシャライズ動作として2秒程度ポンプが動作するので、その時にポンプにダイレクトに繋がるコネクタに12Vがかかるか、かからないかを確認すればOKです。

 まずテスターを出しコネクタの端子の状態を確認すると、ちゃんと12Vが来ていました。この12Vがポンプに伝わっているはずなののにポンプが動かない。ということはポンプがNGであることがほぼ確定となるのです。
 
 もちろん、このコネクタよりポンプ側(下流)には不具合は無いという前提ですが、これまでの発生状況からするとまずポンプが原因であることは間違いないと考えていでしょう。

 燃料ポンプを交換するのに、プラスドライバ(モデルによっては六角レンチの場合もあり)、マイナスのスタッビドライバ、7mm,8mmのレンチでOKです。
 

 タンクキャップ周りの外せば、燃料ポンプまでは簡単にアクセスできます。

 燃料ポンプをタンクから外し、フィルタ、ラバーマウントを新しい燃料ポンプに取り付け、電源コード、燃料ラインをつなぎななおして、もとの位置に収めれば終了です。

作業は1時間弱で終了。本当なら同様にしばらくこの周辺を走って様子をみたいところでしたが、急に黒い雲が広がってきたので、いそいそと退散することにしました。

 来週辺り時間をつくり再度同じ環境で走り問題がなければポンプ原因ということで一件落着としたいところです。

オイル交換 (63,667Km)

 今日2/12(日)は東京ゲートブリッジの開通日です。2年半前、富津に行ったときに偶然見かけた巨大な建造物。近寄って看板をみるまで橋の一部だなんて全く判りませんでしたが、看板を読んでびっくり。10時過ぎにLTにまたがりタンデムで新木場経由でぐるっと一周してきました。

 初日だけと思いたいが、橋の上は大渋滞。景色を眺めることが出来てよかったが、急いで通り抜けたい人にはいい迷惑だな。

 昼過ぎには帰ってきて暖かいうちに、久しぶりにLTのオイル交換でもと思い、半分思い付きでスタート。ついでにフィルターも交換。よしっ!プラグも交換のチェックでもするか。ということではじめたのですが、作業ロスがあり終わったのが16時前でした。(泣)

 在庫しているはずのオイルフィルターが見つからない。ディーラに電話して在庫を確認、回答の電話を受ける前に部品庫内に在庫を発見し、急いでディーラにキャンセルの電話。

気温が低いためオイルの粘度が高く、ドロドロさせながらいつもより時間をかけてオイルを注入(ストーブの前にでもおいて暖めておけばよかった)。

 オイルを2リットルくらい注入したころだろうか、気が付いたらオイルフィルターカバーとオイルパンの隙間から新しいオイルがポタポタと・・・。

 どうやらオイルフィルターカバーのOリングの再使用が原因みたい。

 注意しながら増しシメを行ったが改善されず。なんで交換用のOリングが手元にないんだ?と思いながら、今度はディーラに直行。結局Oリングのみの販売はなくオイルフィルタ一式を購入し、無事オイル交換完了しました。

 プラグ交換は何事もなく終わったのですが、都内をブラブラするような走りということもあり、プラグは真っ黒です。 

 走行距離からすると交換する必要は無いのですが、ここは気分的に交換したいところ。同調をとるときには換することにしよう。

 今気が付いたがこの1年で1,300Kmしか橋っていない・・・。

交換したオイル:シェブロン 20W-50 4本弱

リベンジ

 思い起こせば10月10日cafe Doorに向かう途中、江ノ島でバイクがストップ。 セルモータが原因であることがわかり交換部品を輸入。ついでオルタネータの強化、グリップヒータの交換などを行い。やっと今日、元の状態に戻りました。

 本当なら、昨日組み上げ今日は久しぶりに遠出でもと思っていたのですが、昨日は雨。作業できなかったの今日の作業となりました。

11月とは思えないほどの暖かい日、欲張ってバイクを掃除しながら組み上げたので予定より大幅に時間が掛かってしまった。

 とりあえず家の周りをぐるっと走って各所のチェック。と低速のトルクが増えたような気が・・・。理由はよくわかりませんが、考えられるのはオルタネータ、バッテリー周りのハーネスを組みなおしたため接続部のロスが減ったから?それともオルタネータの容量が増えたから?確かに、オルタネータは従来より低い回転数(1,000回転程度)で最大電圧に達するようで、自作アンプ・ミキサーも低速でも音がふらつくことなく聞けるようになりました。アイドリング時は、まだふらつくのでやはりアンプ・ミキサーの再設計が必要みたい(泣)

 あと、燃料ポンプが「シュー」という音が大きくなったような。これは燃料ポンプの寿命ではなく、これまでより安定して電圧が送出されるようになったと考えたい。

 天気もいいので、13時過ぎcafe Doorへ向かってリベンジすることにしました。出発時間がちょっと遅いので、今回は逗葉新道経由でR134へ。途中、材木座海岸で流鏑馬をやっているのを横目で見ながら14時半には無事cafe Doorに到着しました。ホッ。

↓すみません、レンズが汚れていました。でも、ちょうどナンバーがぼけていい感じ

 途中、江ノ島を越えたところで、エンジンが息つくことが2回ありました。もしかして、燃料ポンプ?それとも点火系?わかりません。ちょっと気になりますが、帰りには発生しなかったので、気のせいかもしれません。そう、気のせいです。(笑)

 ただ、帰りも体感したのですが、明らかに低速でのトルクは増えたと思われます。これはタナボタ?

電装系メンテ

 セルモータのブラシ劣化によるトラブルをきっかけに、電装系に手を入れることにしました。しかし、時間がありません。11/23に終わってしまう(後述談あり)、梯吾妻スカイライン、磐梯山ゴールドライン、磐梯吾妻レークラインの観光有料道路3路線の無料期間中に走りに行きたい。そのためには、最低でも本日中にエンジンが掛かるようにしなくてはならない。しかも本日は15時頃から区の吹奏楽祭内の高校のOBバンドのステージを聴きに行くつもり。したがって、9時からスタートしても作業時間5時間程度。作業時間の見積もりでも出来ない工程が含まれているのでヒジョーニ不安な状態で作業開始。

 本日の作業は下記の3つ。

1) グリップヒータ交換
 このバイクを購入したときにすでに左側が壊れていたのですが、暫定的に修理して使っていたためか、どうも左だけ暖まりにくい現象が発生していた。強くにちゃんと温まる場合もあるので、ここは潔く交換することに。1年ほど前ebay.deで1万円弱で落としたのがあったのでそれと交換します。

2) オルタネータ交換
 別に壊れたわけでも無いのですが、電源回路が貧弱な自作ミキサーを介して音を聞くと、電圧のふらつきによる音の振れが激しく、最近その現象が顕著になってきたので、重い腰を持ち上げての交換作業。しかも容量も50Aにアップ!!

3) セルモータオーバホールの後始末
 圧着端子取り付け、バッテリーなどを戻す作業

さて、作業開始 (9時スタート)

1) グリップヒータ交換
 グリップヒータの電源はハンドルのパイプの中を通っているので、グリップヒータを交換する場合は結構大げさな作業となります。しかも、本来なら左側のグリップは2つのネジで固定されているはずなのが、1つでしか固定されていないことが発覚。(以前ばらしたときに気が付きませんでした) ネジ1つでグリップを固定するのはこころもとないので、ネジ2個で固定することに決定。

 ただ、新たにネジ穴を開ける、しかもハンドル下側に開けるのはバイクに装着したままでは難しいので、一旦ハンドルを下ろしてからドリルで穴を開けてということになります。
 ハンドルを下ろすのは難しいことは無いのですが面倒。フロントブレーキホースのラインは切りたくないので、まず左ハンドルのクラッチ、チョークをばらして、ハンドルから抜き、そして右側のブレーキホルダを抜きます。この順番であればLTの場合、フロントブレーキホースのラインを切らずにハンドルを下ろすことが出来ました。よかった・・・。

 グリップヒータの電源はハンドルのパイプの中を通っています。古いグリップを抜くときに、呼び線を結んでおき、新しいグリップヒータを装着するときに、使うようにしました。

 グリップを固定するネジは4mm。付属のネジはセルフタップなの3.3mmのネジで下穴を開けてからネジをねじ込ん終了。ネジ穴がちょっとズレたのですが、グリップ側のパーツを若干長穴にして対応。

 さあ、後は組み込むだけ!とこの時点で作業開始から1H以上使ってます。新しいグリップヒーターの線を呼び線とテープで止めて慎重に引き出し、もとの通りの経路に配線をし、最後にコネクタを取り付け、元のコネクタに差込ます。が、それが非常に固い。新品だからか??何とか差込んで終了。

 この時点で作業時間は3H。時刻は12時です。おそくとも14時には切り上げたいので残り2時間。ならば楽勝・・・と思ったところで大トラブル発生。

 右のグリップを装着するときにグリップエンドのウエイトを固定するための部品を差し込むのを忘れていることに気が付きました。これはショック!!。またハンドルを下ろしてと作業がかなり前まで戻ります。15時のステージを聴きに行くのは絶望的です。

 いや待てよ、グリップを外すだけならハンドルを下ろす必要ないことを思い出し、なんとかハンドルを下ろさずに作業完了。コネクタも、電極のコンタクト部の接点不良を起こさない程度にメス側の隙間をあけ、コネクタを差し込みやすくする作業をして通電の確認が終わったのが、12時50分。

2) オルタネータ交換
 先日の作業でオルタネータの固定は終わっているので、交換するオルタネータの端子にあうように プラス側を8-5.5の圧着端子に交換し取り付けます。ボルトで固定後も絶縁部材を取り付け終了。この時点で13時過ぎ。


 
3) セルモータオーバホールの後始末
後はひたすら戻すだけ。バッテを置く台を固定し、バッテリーを設置。プラス、マイナスの順番で接続し、この時点でセルを回してみると、今までにない軽さで、ストレス無しでセルが回ります。これは気持ちいい!

 エンジンもすぐにかかり、アイドリング(?,???回転)で12.6V。3,000回転くらいまで上げると13.9Vまで上昇することを確認しました。さらに、クーラントのリザーバータンクを装着、ABSコントローラユニットを取り付けの順で作業を進めたところで雨が結構降ってきたので、これ以上は作業は出来ないと諦め、時計を見たら、14時前。

ちょうどよかったかも。いそいそと片付け、時計を見たら14時半前。演奏時間は15時20分だったので、余裕聴きに行けました。

後述談
後、1H程度の作業と試運転をすればOKだ!! と思って観光有料道路3路線の無料期間確認したら11/15までだって。来週はやまごもりだし。がーーーん、もういけないじゃん!!

セルモータ オーバホール (その4)

さあ、今日で終わるか!?いや終わりませんでした。
午前中は駒沢公園で開催している東京ラーメンショー2011に運動がてら行って、帰ってからの作業でした。

運動がてらなので、家から歩いていきます。片道6キロちょっと往復12キロ。片道1時間を目標に歩きます。10時15分頃出発し、ダラダラではなく、さっさと歩くように心がけます。途中セブンイレブンで前売り券を購入、自由が丘にたどり着く前にかなり汗をかくようになり、駒沢公園に着くころにはラーメンより冷やし中華を食べたい状態になってました。

 目標の11時20分に到着。ラーメンガイドを見て旨そうなお店のテント前に並びました。並んだのは関西の無鉄砲と千葉のとみ田のコラボ店。行列は長いですが、進みがはやく30分ちょっと並んで食べることが出来ました。

 ちょっとコッテリ系かと思いきや。かなりコッテリです。好き好みがハッキリしそうな味ですね。

 さて、帰りもさっさと歩いて2時には帰宅。さあ、続きです。

 まずはオルタネーターを取り付けます。新品のダンパーなので正し位置で入っているのか判らないので慎重に3本のボルト締め付けて行きます。終わったら、セルモーターの組み付けです。ギア近傍のオーリングにシリコングリスを塗りつけ差込。アース端子と一緒にボルトで固定します。

 この時点で、バッテリーを取り付けスターターボタンを押してセルモータが回ることを確認して一安心。次はオルタネータの発電の確認・・・となるのですが、ガソリンタンクを外したときに、グリップヒータの交換も思い出し、この時点で本日の作業は終了となりました。

11/23まで福島の山岳観光道路が無料で、是非走りに行きたいのだが、間に合うだろうか?

セルモータ オーバホール (その3)

やっと本日、オーバホール用のパーツが届きました。ふと思ったのですが、日曜日にも配達があるんですね。

 今回交換するのは、プラス側のブラシ、マイナス側のブラシ+プレート、オーリング(2種類)の4点です。

 

 基本的には分解したときと逆の手順で、もとに戻せばOKです。
 まず、プラスのブラシをブラシプレートに組み込みます。が、ここでブラシを固定する板金が違うことが発覚。といっても組み込み易く改良されているというのが正しい表現かな?

 古いタイプだと、ブラシを押すバネを何かで縮めておいてそのすきにブラシを入れ込む必要がありましたが、今回購入しプレートでは、単にコミューテータ側から押し込むだけでした。

 後は、ブラシをタイラップで縛って縮めておくなどしながら、合わせマークを気を使いながら組み込んでおしまいです。

 念のため、玄関のドアストッパー兼エマージェンシー用バッテリーを使って単体で回ることを確認して完了です。

 天気がよくないのと、オルタネータの交換もあるので組み込み作業は日を改めてかな。

セルモータ オーバホール (その2)

 さて、電装屋さんからは水曜日に連絡があり、デンソーからは部品が引けないことが判りました。やはり、OEM先との紳士協定でしょうかね。「ブラシを規定のサイズに削って作ることも出来ますが・・・」ということでしたが、そこまでやって頂いくと結構お値段がしそうだし、逆に安くやってもらうのも悪いので丁重にお断りした。

 また、古いカワサキのバイクで流用できそうな情報もあったの、カワサキのオンラインパーツリストの価格を調査してみた。ところが、先日調べたMotorWorksでの価格より高いことがわかりMotorWorksから引くことにしました。

 どうせMotorWorksから部品を引くならセルモータ50A化を施すために必要なカップリング、先日、走行中紛失したキャリパーのダストカバー、ファイナルデフの錆び錆びのオイルフィラーキャップ、エンジンガードのダンパーゴムなどなどを注文をしてトータルで65.32 GBP。うち送料は12GBPと小物ばかりなのでお安く仕上がりました。

 もしかしたら、BMWジャパンで購入してもさほど変わらなかったかもしれませんが、ディーラの人の部品発注の手間を考えたら申し訳ないので、PCからポチっといきました。

 19日の夜に発注して、すでに国内にいるらしい。来週には部品は到着しているが、来週の土曜日は高校の100周年記念式典のステージでの本番なので作業はその次の週か?

<参考:スターターモータOHのためにMotor Worksから購入したパーツ>
Starter motor brush positive ( K75 / K100 / K1100 ) 1個 £6.84
Starter motor brush and mount plate negative ( K75 / K100 / K1100 ) 1個  £5.98
Starter motor repair kit ( K1200RS / K1200LT / K1200GT ) 1個 £5.05

セルモータ オーバホール (その1)

走行距離は63,300Kmで突然セルモータが動かなくなる現象に出くわしました。Kシリーズの場合、電装系(ウインカー、ホーン、ウインドスクリーンの昇降)がおかしくなるといった問題も併発するとの情報から、セルモータのオーバホールを行うことにしました。

 すぐに終わるかな?と思っていたのですが、なかなかどうして。セルモータまでたどり着くのに20分程度、セルモータを固定しているボルトを外し、完全に車体から分離するのに40分。合計で1時間以上かかりました。

 よかったバッテリートレーのみ外れて。ABSのトレイと一体化していたらどうしようかと思っていました。ここまでものが無くなればあとは簡単にスルっと外れる・・・ない。

 オーリングが硬くなっているためでしょうか?それともギアがしっかりと勘合している?判りません。

 プラス端子の横に若干の突起があったので、そこにマイナスドライバーをあてがい、抜ける方向に木槌でたたきます。が、それでも外れません。ただすこしづつ抜けていることが判りました。

 少し抜けたところで今度はバイスグリップでセルを固定する穴付近を噛み、ゆすりながら抜きます。あーだ、こーだ作業すること40分かかってやっと外れました。明日、肩・腕が筋肉痛になりそうです。

ここまでくれば後は簡単なハズです。ボディーと両端のパーツの勘合位置を確認するための写真を撮影後、ばらします。

やはりブラシは結構削れていました。マイナス側が4mm、プラス側が3mmで。6mm以下になったら交換となっているので、おそらく、今回のトラブルの原因はブラシの磨耗によるものと考えられます。

コミューテータは汚れてはいますが、800番のヤスリで軽くななでたあと、ピカールで磨いておしまいです。

【研磨前】

【研磨後】

 さて、ブラシですが、昨日までは輸入を考えていたのですが、ダメ元で近場の電装屋さんの門をたたいてみることにしました。

 昭和11年創業の冨士電気工業所です。中原街道にそった店舗ですが、店の前には乗用車が3台駐車できるスペースとのその横には黒色や銀色スプレーを吹いた跡が生々しい作業スペースがあります。最近こういった電装屋を見かけることは無いのですが、いいですねこいうお店。店内にはオルタネータのリビルド品がずらり。思ったとおりのお店でうれしくなっちゃいます。

 とりあえず、日本電装からパーツが出るかを確認していただくことにしました。最悪はブラシのみになるかもということでしたが、逆にそのほうが安く済むので私としては嬉しいのですが・・・。「急ぐ必要はありませんよ」と答えたので、今週末くらいには返事がくるかな?

続く

(続)秋晴れの・・・原因究明編

 さて、先週のトラブルのトラブルシューティングをしなくてはなりません。電気系のトラブルは原因をしっかりと突き止めないと
絶対再現しますからね。

 残念ながら今日の朝は再現しませんでした。仕方がないので、昼過ぎに近場をうろうろしようと、カミさんとタンデムと、10月とは思えない暑さと日差しの中、羽田経由のお台場に向った。とくに音響系の不具合もなく走り、日本科学未来館のロッテリアの水分補給をし、さあ帰ろうと思ったら、セルが回りません。

おっと、ここで再現です。

 持ってきたサーキットテスターで、バッテリー電圧を測定して問題ないことを確認。配線図とにらめっこするも、動作しない機能はすべて別経路(ヒューズが別)で12Vを供給されているので、それが一斉におかしくなるというのは単なる1箇所の線のショートや接触不良ではなさそうな気がしながらも、とりあえずガソリンタンクを外してタンクしたのコネクタを1つ抜き差しした時点でセルが回りだした。

 こんなコネクタが関係あるとは思えない。とりあえず帰って考えることにして、ベイブリッジ経由帰宅し、家の車庫で再度発生。といってもエンジン自動中に、ウインカーが点滅しなくなったので、ウインドの昇降も動かなくなったので再発としました。
 
一旦IGをOFFにして再度ONにすると、セルの周りが一瞬重くなったような気が・・・。ここで思い出しました。セルが原因で電装系がおかしくなることがあるということを。

 早速10万キロの掲示板で現象を確認したところ、現象からするとほぼセルが原因が間違いないでしょう。というか、セルが原因であって欲しい・・・。

ということで、分解してブラシ周りの交換清掃で済むとは思うので、最高でもブラシ代がバーツ代として出費しそうです。
清掃だけであればただなんですがね。ということで備忘録として正規の部品代(USAドル)とお安いお店の価格を列挙しておきます。

MAX BMW (純正定価価格?)
12411459567 CARBON BRUSH SET $13.25
12411459297 BRUSH HOLDER PLATE $11.29

Mortor Works (一番安そう)
Starter motor brush positive ( K75 / K100 / K1100 ) ELA59567 £6.84
Starter motor brush and mount plate negative ( K75 / K100 / K1100 ) | ELA59297 £5.98

Motobins
STARTER BRUSH SET (WITH HOLDER) ALL K Part No.71210 £15.00

秋晴れの鵠沼に行きたかった訳ではないが・・・

 ローターを新品に交換し気分一新したので、ちょっと走りにということで、タンデムで三浦海岸に向かうことにしました。
とその前に、昨日は時間切れで、このEBC社製のロータをセットで使うために購入したパッドに交換していなかったので、交換してから出発することに。で作業を開始しようとしたらキャリパーのカバーがありません。

 いろいろと考えたのですが、昨日試験運転したときにどこかで落としてしまったと思われます。通った道も覚えていますが輸入すれば1,000円程度なので諦めました。

 パッドを交換して、ぐるっと家の周りを走ってブレーキの様子を確認してから出発。まだパッド、ロータともあたりがでていませんが、以前よりブレーキのタッチがずいぶんマイルドになったような気がしますね。悪く言えば「ブレーキがききにくい」ですが、個人的にはこのくらいのほうが踏み込みやすく好きです。

 さて、三京、横横と順調に走ります。途中、MP3プレーヤの音が聞こえなくなったりしていましたが、走行には差し支えないのでそのまま走ります(実はこれがその後のトラブルの前兆でることは、その時には思ってもいませんでした)。

 途中で目的地を三浦海岸から、葉山経由cafe Doorに変更。三浦縦貫道路に抜けて、R134へ向かいました。葉山付近で若干渋滞するものの、道路は順調に流れ、秋晴れの湘南を見ながら気持ちよく材木座海岸、稲村ケ崎を通過。そして、江ノ島水族館を通過したときに、再度オーディオから音が出なくなり、気が付いたらウインドスクリーンの昇降も出来なくなっていました。(この時点で13:50)

こりゃなんだ?ということで、信号待ちで一旦イグニッションをOFFに。そして再度ON。そしてスタータボタンを押すがセルが回らない。

 ニュートラルランプ、ワーニングランプなどは点灯するものの、ウインカーが点滅しない。スターターリレーも動作するが、セルが回らない。

 ちょうど停まったのは、西浜歩道橋ちょっと崎の中部駐車場横。さらにその横には鵠沼海岸の駐輪場が。なんとまあ都合のよいところで停まったものだ。そそくさとバイクを押して駐輪場へ入れて、ごにょごにょとチェックしたものの、モトロニックでも、ヒューズでもなさそう。バッテリーが死んだならセルが回らないだけで、ウインカーが点滅しなくなってしまうというのはおかしい。タンク下のリレーかな?とりあえずリレーをたたいて見たが変化なし。うーん、困った。

 あまりどたばたしても仕方がない。ココにくるまで、結構いい景色を見れたし、気分もよかったのでcafe Doorには行けないが帰りはトラックでゆっくり帰るのもいいだろう。ということで今年二回目のロードサービスにお世話になることにしました。(この時点で14:15)

 ロードサービス到着まで1時間程度掛かるということだったので、駐輪場前にあるスーパー(ユニオン)で飲み物とポテチを買ってボードウォークに座って湘南の海を眺めていました。

 こんな場所があるなんて知らないでR134を何度も走っていました。今回のトラブルでボードーウォークがあるのを知ったので、ちょっと得した感じが・・・

 15:15頃ロードサービスが到着、駐輪場から路上にLTを出そうとしたら、セルが回るじゃありませんか。でも、いつ再発するか怖いので、乗せてもらうことに。帰りのR1は混雑することも考えられるのでカミさんは電車で帰宅。私は、トラックの助手席に乗って帰宅となりました。 帰路の道も思ったより渋滞がなく、17:30には到着。カミさんもほぼ同時に到着でした。

 トラックから降ろす際、再度セルを回してみたのですが、ちゃんと回りました。ただ、ヘッドライト、ウインカーが不安定になる現象が再発。やはり何かがおかしいようです。

 早速、エンジン停止状態でバッテリーの電圧が12.5V程度。エンジンを掛けて回転数上げて13.7Vであることをチェック。こんなもんのような気がする(手元に情報がない)。

 とりあえず、バイクをしまってゆっくりと回路図を眺めることにしよう。