それらしい書状が発症したのが昨年の秋、オルタネータの修理をしたあと、cafe Doorに向かう途中でちょっとした息継ぎが1回発生。しかし、その後はしばらく再発しないで、4月の馬瀬オフミの直前で1回発生。急いでポンプとリレーを輸入し、パーツ持参で馬瀬オフミに参加するも何も起こらず。そして先日、三浦で再発となりました。
三浦での再発時は、なんとか自走で帰ってこれたもものかなり重症の状態。ここはちゃんと腰をすえて直さないと遠出が出来ない。
ということで原因を特定させるために、現状の状態で現象を再現させてその場で原因を突きとめるしか方法は無い。
これまでの発生時の状況からポンプそのものが怪しいが電気系が原因であることもありうる。とりあえず燃料ポンプとリレー、テスターに線材をバイクに積み込み、再現させるために羽田周辺を走りまわることにした。
関東が梅雨に入った翌日だが、ちょっと暑めだが、絶好のツーリング日和です。羽田空港周辺は道路が整備され、空港敷地内に置かれているYS-11が眺めやすくなりました。
羽田空港を通りぬけ、トンネルを抜け、大井埠頭にある新幹線の車両基地に来てみました。車両基地の横はよく通るのですが、車両基地上を通過する陸橋は初めて走ります。車両を眺めながらバイクを走らすとなにやら黄色い車体の車両があるじゃないですか。そうドクターイエローです。
100系のドクターイエローは何度も見たことはありましたが、最近の車両のドクターイエローは初めて。思わずバイクを止めて写真を撮ってしまいました。
残念なことに、いたずら防止?それとも危険防止?のためか陸橋のフェンスはパンチングメタルのような小さな穴しかあいておらず写真を撮るのは少々無理のようです。上の写真も右上がけられてしまいました。
と本来の目的以外で時間を費やしてしまい、早々と走りだすことに。一旦城南島付近に戻り、ガラガラの道でアクセルを大きく開けたり、閉じたり、Uターンの練習をしてみたりとちょっとエンジンをいじめたりしましたが再発しません。
とふと、スマホでFacebookにでもアクセスしてみるかとバイクのエンジンをかけたままスマホをいじっているとラジエータのファンが回り出しました。とここまでは当然の動作ですが、しばらくすると急にエンジンがボボボッボッ。。。と音を立てて停止。但し、ファンは回ったままです。そう再現したのです!
K100RS4V以降はイグニッションキーをOnにしたときイニシャライズ動作として2秒程度ポンプが動作するので、その時にポンプにダイレクトに繋がるコネクタに12Vがかかるか、かからないかを確認すればOKです。
まずテスターを出しコネクタの端子の状態を確認すると、ちゃんと12Vが来ていました。この12Vがポンプに伝わっているはずなののにポンプが動かない。ということはポンプがNGであることがほぼ確定となるのです。
もちろん、このコネクタよりポンプ側(下流)には不具合は無いという前提ですが、これまでの発生状況からするとまずポンプが原因であることは間違いないと考えていでしょう。
燃料ポンプを交換するのに、プラスドライバ(モデルによっては六角レンチの場合もあり)、マイナスのスタッビドライバ、7mm,8mmのレンチでOKです。
タンクキャップ周りの外せば、燃料ポンプまでは簡単にアクセスできます。
燃料ポンプをタンクから外し、フィルタ、ラバーマウントを新しい燃料ポンプに取り付け、電源コード、燃料ラインをつなぎななおして、もとの位置に収めれば終了です。
作業は1時間弱で終了。本当なら同様にしばらくこの周辺を走って様子をみたいところでしたが、急に黒い雲が広がってきたので、いそいそと退散することにしました。
来週辺り時間をつくり再度同じ環境で走り問題がなければポンプ原因ということで一件落着としたいところです。