秋のすっきりとして日曜日の早朝、チャンバー塗装をおこないました(笑)。昼からBBQなもんで・・・。
すでに、錆はあらかた落としてある。脱脂は?忘れたので、再度、脱脂を行って、作業開始です。
塗装には、オキツモの耐熱塗装スプレーを使用しました。
塗装後は石油ストーブの上で焼きま。で、焼いてみたのですが、この距離だと熱量が足りず。もう少し近づけて焼きの直しが必要みたい。
新横浜の方に、レンタルガレージがあり、そこにサンドブラストのキャビネットが1,050円/Hで借りれることが判ったので、早速使って・・・と思ったら、修理中だと(泣)。
仕方がないので、以前と同様に、簡易キャビットでシリンダ周りのパーツのブラストを行いました。ただ、シリンダだけは、グラインダーにワイヤーカップをつけて錆を落としておしまい。
塗装は、ここで紹介した塗料をハケで塗ります。
ハケ塗りは初めてに等しく、美味くぬれるか不安が。とりあえず下地が隠れた。
【updated】
一晩乾燥させ、並べて撮影。ツヤがありすぎて、他の腰付近との塗装の違いが目立ってしまうような気がする。特に一番右のウォーターポンプが腰部に取り付けられるので、目立つだろうなぁ、
ホーニングによって素人目には、錆が完全にとれたかのように見えたが、井上ボーリングさんによると、「ホーニングによって目立たなくなっているだけで、完全には取りきれていません」といわれました(泣)
将来的にはボーリング+ホーニングが必要ということを示唆しているわけですから、オーバーサイズピストンの在庫状況を確認してみました。
排気量云々の問題により、メーカが自主的にオーバサイズピストンの取り扱えを止めたとかいう噂のなか、とりあえず、インターネット上から部番を見つけ出し、ヤマハのパーツデータベースから、検索すると、一応、在庫があるということと、現時点での値段が標準サイズのそれらとほぼ同じであることがわかりました。
さらに、TDR80のピストンはRD80などのバイクととも共通で、eBay.deに出店している
cycle-salvageや、fastriders.deで入手できることが判明しました。で、値段を調べたら、なんと日本での価格の半額じゃないですか!!
eBay上で日本までの送料を設定するメニューはありませんが、恐らく日本まで送ってくれるでしょう。場所はデュッセルドルフとケルンの間付近出張があったら、取りにいけそうな場所だったりもします(笑)。
ちょうど、今日からドイツに出張する人がいるので、宿泊先のホテルに送りつけるという手も無くはないですが・・・
【標準セット】
ピストン 3GA-11631-00-96 (30W-11631-00-96) 5,765円
リング 30W-11601-00 4,935円
【1サイズアップ (+0.25MM)】
ピストン 3GA-11635-00 (30W-11635 -00) 5,723円 / 24.99 Euro (2,861円)
リング 30W-11601-10 4,935円 / 24.99 Euro (2,861円)
【2サイズアップ (+0.50MM)】
ピストン 3GA-11636-00 (30W-11636 -00) 5,723円 / 24.99 Euro (2,861円)
リング 30W-11601-20 4,935円 / 24.99 Euro (2,861円)
( )内の部場は代替パーツの部番号です。
※為替レート:114.5円
で、fastriders.deに日本までの発送が可能かどうか、そして送料を聞いたところ、10ユーロだって。
日本国内からの発送でも、下手すりゃ梱包代とかいって送料とあわせて1,000円以上を要求してくるお店があるというのに、なんとドイツ人は優しいこと。
これなら、送料込みで7,000円弱で入手可能ということになるので、買い!かな?
【追記 2010.10.11 1956】
その後、ebayに出店しているcycle-salvageからはEU外への発送は出来ないと連絡あり
午後から急激に天候が好転。庭の倒れかけた、柑橘系の木に添え木を施し、リアブレーキ周りを分解。実は、すっかり忘れていたので、今頃の作業となってしまいました。
で、衝撃な事実が。キャリパのピストンが完全に固着して、ビクともしない状態になっていました。これで走っていたのか、それともこの1年で固着したのか不明です。
マスタシリンダは、ピストンを外して中身を確認したが、錆、キズなどの大きな問題はなさそう。ただ、年数も経過しているので、既に購入済みのOHキットでOHします。シリンダ表面は、錆が噴いているので、サンドブラストする予定です。
さて、時間があったので、エアクリーナーボックスを取り付けてみました。
組み付けは、組み付けるパーツの順番を間違えると、組めなくなるので注意が必要。分解したときの写真を見ながら組む順番を考えなくてはいけないので、組みあがる楽しみがある反面、ちょっと面倒だったりする。
結局、ボーリング屋さん(井上ボーリング)にお願いしまして、戻ってきました。
「錆を全てとりきりますと、クリアランスが過大になる可能性が高いです。」
という返事が来たものの、上・下で0.01mm、中で0.005mm削るだけで錆は消えてくれたみたい。これで一安心、かな?
結局、シリンダのホーニングはアストロ工具などで販売しているサイズのツールではサイズが合わずホーニングが出来ないことが判明、仕方がないので、ボーリング屋さんにお願いすることになりました。
その準備で、スタッドを抜くことに。EX側はサビサビ。ちょっと心配ですが、ここで万力が活躍してくれます。ガッチリと万力で噛んで、確実に力を掛けて、回します。もちろん、前夜からCRC556などで十分に油をしみこませておきます。
万力のおかげもあり、スタッドボルトはトラブル無しで抜くことが出来ました。
万力に感謝!!
さて、本日のメインはチャンバーの塗装です。軒下に半分雨ざらしになっていたチャンバーですが、ワイヤーカップで錆を落とし、入り組んだところは手+布やすりで落とします。それでも落ちないところは、花さかGの錆と取り液を塗り、錆の置換を行います。
本当なら、塗装まで終わらせたかったのですが、錆の置換処理で終了。明日は雨なので、塗装、焼付け作業は来週に持ち越しです。
TDR80にはクラッチケーブル、スピードメータケーブル、タコメーターケーブルの3種類があります。
クラッチケーブル以外は、何もしないで使えそうですが、クラッチケーブルはケーブル内が錆まみれ。このままでは、クラッチ操作が重いだけでなく、場合によってはすぐに切れてしまう可能性があります。
もちろん、新しいケーブルを買えば済む話しですが、これも再生します。 ケーブルを吊るした状態で、ケーブルとアウターの隙間にエンジンオイルを注入します。といっても、ツールはありません。サランラップでオイルを溜めて自然落下させてます。
すこし、ケーブルを動作させ、しばらく放置したら反対側から錆色のオイルがボタボタと・・・。これで復活です。