今度の4月は車検です。以前は自分で車検を通していたが面倒となってディーラ任せ。でも丸投げではなく内容は吟味しての作業をお願いしています。
今回も例年と同様に見積もりをしてもらうためにディーラに行ったところ、トータル(諸経費込み)で40万円を越える見積もりが出てきてビックリ!
確かにTDCセンサが怪しかったり、Kangoo系の持病のオルタネータプリーリーが怪しかったりと思い当たる節はあるがそこまで行かなくても・・・と思いながら見積もりの為に分解された実車をサービスの方と一緒に確認したところ。
・リアサスオイル漏れ
・パワステプレッシャーセンサスイッチからのオイル漏れ
・Fディスクロータ偏磨耗
を指摘された。さらにバッテリー、オルタネータプーリーの劣化、TDCセンサーの修正などなど・・・諸経費を除いた費用で38万円と突破!!もう笑うしかありません。
例年はディーラかわ言われた8万円程度の工賃、部品代を吟味して4万円まで落としていたので、今回もそれを実行することに。でも「漏れ」はなおさないと基本的に車検は通らないで、ある程度の覚悟は必要となるわけだが・・・。いっそのこと久しぶりに自分で車検を通すか、とも考えた。というのは、漏れた箇所はボタボタとたれるレベルではないのでウエスで拭いて自分でテスターを通過すればOKなので(笑)。いわゆる問題の先送りという奴です。
ともあれ、家に戻って吟味作業スタートです。まずは、車検通過のために必要な作業・部品の選定です。
1)パワステプレッシャーセンサスイッチからのオイル漏れ
部品代は2.2万円、工賃3千円ちょっと。まずUKのeBayを探すと26GBPであったが、UK外への発送が不可だ。念のためメールで聞いてみるかな。ダメならディーラに従うしかない。いや待てよ、代行もありかな?
2)リアサスペンション
部品代は3.2万円、工賃9千円弱。楽天でモンローのショックが1.5万円前後であることを発見。さらにビルシュタインが2万円弱でもあった。次は、UKのeBayだ。なぜかeBayにはknagooのサスペンションの出品がない。探し方が悪いのか?やっとで探し当てたのがビルシュタインを扱っているショップだ。1組で103GBP(約1.4万円) 。これまたUK以外には発送してくれない。これは代行をお願いするとVAT、送料なんやらで国内のビルシュタインを大差が無くなってしまいそう。モンローのショックで落ち着きそう。
3)オルタネータプーリー
同時にオルタネータ自身の交換も推奨された。でもってリビルド品を使って7.2万円。いやいや、自分でリビルドできるか結構です。と心の中で思いながら話しを聞くと、オルタネータを外すのにエアコンのラインを切る必要があり、工賃に1万円オーバ。(泣)

確かに、インターネットで大変な思いをしてプーリーを交換した人の記録を見たことを思い出した。ただ、ヤフオクで対策品のプーリー付きで新品のオルタネータが4万円弱を発見。ならばコレだ! でも車検には必要無いので、日を改めて。
4)TDCセンサーの修理
部品代1.2万円 工賃1.5万円。 サードパーティの部品が出回っている。これを投入すれば部品代を抑えられる。TDCセンサーがとんでもないところにあるが、もう少し勉強して自分でやる方向で。
5)Fディスクロータ
部品代2.5万円 工賃1.7万円 (何で工賃がこんな高い?)
自分の目で確認すると内側が10mm程度パッドがあたっていない。制動不足やキックバックも無いことからすぐにどうのというレベルでは無いと判断。そんな状況の中、ロータをヤフオクで9千円で発見。日を改めて自分で交換することに方向で。
あと、バッテリー、Rワイパーブレード交換、ポーレンフィルタ、エンジンオイル (w/フィルタ)、プラグの交換などあったが、これはいつも自分でやるので削除。
ちなみに、ブレーキフルード交換は毎回やってもらっています。理由は面倒なので(笑)。あと吸湿したフルードは使い続けるとピスト、マスターシリンダにカスが溜まり、OHを余儀なくされるからです。
でここまでの金額を計算したところ、諸経費を除いた費用で10万円を切りました。と目処が立ったところで出来ることの実作業を開始です。
まずプラグ交換。Kangooはダイレクトイグニッションコイルを採用しているためもあり、かなり奥にプラグが鎮座しています。これを外すときには、溜まったホコリを落としてからプラグを外さないとシリンダ内にごみ・ホコリが落ち、精神的によくありません。とプラグを観るとサビています。
以前から気になっていたのですが、3番シリンダのプラグだけがなぜかサビます。今回も同様な状態でした。これはディーラに調査してもらいましょう。エアーでホコリを吸ったり、飛ばしたりしながら外して、新しいプラグを交換して終了です。
焼けはアイドリングしただけなのにちょっと焼けすぎっぽい。空燃比は車検のときに調整してくれるということなので、交換したプラグを車検時に渡して参考にしてもらうことにします。

さて、次はオイル交換とフィルタの交換です。フィルタはバイクのフィルタより安いので嬉しいです。(Kangoo:1,300円前後、 K1100LT: 2300円)
Kangooのオイルフィルタは車の衝突時の衝撃からフューエルラインの損傷を防ぐための鎧が装着されていて、この鎧を外さないと交換が出来ません。ちょっと面倒ですが、慣れれれば簡単で、13mmのソケットで簡単に外せます。といいながら久しぶりだったのでちょっと手間取ったりして。

鎧を外すとオイルフィルタにアクセスすることが出来ます。

今回のオイルは、コレ。RESPO 5W-30 SM/CF、オークションで買ったものです。
フィルタ交換時は4.8Liter必要ですが、0.8Liter分は銘柄は違う手持ちの化学合成オイルで補うことに。どうせ、4.8Literが完全に抜けることは無く、不足は0.3Liter分程度と目論んでいます。で、実際はその通りでした。

と、以上が本日の全作業。来訪者と話しながら作業をし3時間程度で終了です。久しぶりの作業で足・腰がダルイ。
車検費用の目処は立ったものの、基本的には問題先送りだけで、後日ある程度部品代が掛かるのには変わりはないのだが。