「YAMAHA TDR80」カテゴリーアーカイブ

12V化の最終作業 その2

昨日の作業の続きです。

 充電電圧をデジタルテスタでチェックすると確かに出ていません。レクチファイヤーからの出力(この場合交流)も2V程度しか出ていません。

 ステータコイルの改造をミスったかな?とロータを外して確認したところで問題はなさそうです。再度組み付け直したところ、エンジン始動時に無事14V程度が出ていることを確認しました。コネクタの接触不良ですかねぇ。しばらく様子を見ることにしました。

 さて、レクチファイヤが三叉にあたってしまう件ですが、写真のようにディスクグラインダーで削ったら無事収まりました。
 

 夕方、試運転兼ねて羽田まで一っ走りしてきました。やっぱり2ストはいいねぇ。8,000回転くらい回してシフトアップしていくと走ると爽快です。

 ヘッドライトの明るさも、アクセルをあおると明るくなることから、発電もされていることを確認できました。

  

と、この写真を撮った後に問題発覚。イグニッションキーをOFFにしてバイクを降りたはずなのに、テールランプがついているじゃないですか。

 おそらくライティングスイッチに電源ラインをダイレクトに接続してしまったからですね。これから配線図を見ながら接続位置を変更しなくては。

 ともあれ、大きな改造はこれで終わり。後は大きなところではタンクの塗装かな?

12V化の最終作業

久々ににTDRのレストア作業に取り掛かることが出来ました。

 前回のエントリーのときに見つかったタンクの穴ですが、穴が見つかるたびにガソリンを抜いて、タンク中を乾かし、半田で埋めての繰り返しが面倒なので、思い切ってタンクの下側をブラストをかけて一旦軽く塗装をはがし、危なさそうな箇所を調査してから作業に入りました。

 簡易自作ブラストチャンバーは雨によりボロボロになったので、とりあえず大きめのダンボールで代替することに。

 狭いボックスの中、タンクを動かしながらタンク下側近傍の塗装を剥がしたところ、


やはりありました塗装の上からは判らなかった穴が。

 結局、3つの新しい穴を発見。いつものように半田で穴を埋めて終了です。塗装を剥がしたので、そのうちなんらかの塗装をしなくてはならないのですがねぇ、どうしよう。

とここまで、9月くらいにやった作業で、ここからが本日の作業です。

 ロータ内の発電用のコイルの改造はすでに完了済み。あとは、レクチファイヤを交換し、若干の配線を変更すれば完了となる予定です。

 まずレクチファイヤの設置場所ですが、オリジナルよりかなり大きいのでどこに固定するかが問題です。とりあえず、オリジナルの位置においてみたところ、何とか入りそうな様子です。ただ、ハンドルを左に思いっきり切るとあたってしまいます。つまりこのままだとハンドルロックが掛からないことになります。ただ、若干量削って逃げれば大丈夫そうです。あたっているところも放熱のフィンの部分なので、さほど問題は無いと思われます。

 さて、固定する位置が決まったら結線です。整理のために変更箇所の配線図を書いてみました。

2011.11.27 Updated: マゼンタのために、IGスイッチをOFFにしてもライト類が点灯しっぱなしとなってしまうことが 判りました。IGスイッチのケーブル(茶色)に接続するのが正解と思われます。
2011.12.11 Updated: 記述、配線図修正

 

 まず、新しいレクチファイヤのピンにテスト的に接続してみてイグニッションをONにしたら、「パチッ!」といやな音が、ヒューズが切れました(泣)

 そんなはずは・・・と思ったら、レクチファイルの出力側のプラス・マイナスを間違ってました(汗)。正しい接続に戻して、イグニッションをON。何事もなく、ウィンカーが動作します。ただ、これだけでは、ヘッドライトやテールランプのこれまで交流で駆動していた箇所には直流の12Vは流れません。
 次なる作業は、この直流12Vをヘッドライトやテールランプに流すための作業です。

 ライティングスイッチに向かう9ピンのコネクタの手前で黄/赤を切断し、メインスイッチの茶と接続します。この切断・結線で、これまでステータコイルから出力された交流(黄/赤)を遮断し。その代わりにレクチファイヤから出力された直流12Vがメインスイッチを経由して、各方面に流れていくようになります。

 イグニッションをOnにして、エンジンを掛けずにライト周りをチェック。無事、ヘッドライト、テールランプが直流12Vで駆動されたことを確認しました。

 さて、ガソリンタンクにガソリンを入れて、エンジンを始動してみました。 うぉー明るいぞぉー。気のせいか?

 これで完成か?念のため、発電電圧を調べたところ、12Vちょっとしかありません。13V程度は欲しいところです。アナログのテスターだったので小数点以下は正確に確認できません。もしかしたら発電していないかも。ショートのときに壊したか!?

日が落ちてきたので今日の作業は終了。明日デジタルテスターで再確認です。

使用したレクチファイヤ: TT250R セロー4JG用

また、穴との戦いが始まった・・・(その2)

 いつものように、100Wの半田ゴテとガスバーナを用意し、ヤスリで塗装を落として、板金用のフラックスで処理してと・・・ 

 穴を塞いだものの、コックとタンクの隙間からダラダラとガソリンが漏れる。タンク底の面が歪んだとは考え難い。となると、やはりコック側が原因か。

 確かに、ガソリンに混じった水気でアルミのコックが朽ちかけている。何とかなるかと思ったのだが、やっぱりダミか。

 約3,000円を払って新品部品をおごってやることにしました。あっつ、また穴発見!!(泣)

また、穴との戦いが始まった・・・

 09年の12月、TDRが手元に戻った直後、ガソリンタンクの穴を何度となく修理をし、一時は穴は塞がったと思っいたが、やはりまだ錆びによる穴はまだ隠れていたようだ。

 8月になると玄関前においてあるTDRの横を通ると、ちょとガス臭い。タンク底のコック部品とのつなぎからにじむ程度に漏れているのが判っていたので、その滲みの状況が悪化した勝手に解釈していた。

 確かにコック部品との繋ぎ部のボルト付近にガソリンの滲みがあり、以前より酷くなっているようだ。

 ガソリンはまだ3分目程度まで入っているの給油口から漏れないようにタンクを傾けタンクの底をみると、コックと反対側のタンク底に油脂系の滲みが、そして、ドライバの先あたりに1mm程度の穴の予備軍を発見!!
( _ _ )……….o

こういうのを見つけると、とがったもので突っつきたくなるのが、人の性。で、ドライバで突っついてみたら、案の定ガソリンがドドッと吹き出てきました。

 後先を考えずにこんなことをしてしまったからさあ大変。

 まず、ガソリンタンクの底に穴を開けてしまったものだから、タンクを正立(本来の向きで置くこと)させることが出来ません。 といって、天地を逆にすると給油口からガソリンが漏れてきそうです。

 仕方が無いので、5Kg程度あるガソリンタンクを片手でガソリンがもれない状態でフォールドしながら、倉庫までガソリンを移す容器を取りに行き、蓋を開けてその穴にはいるようにガソリンタンクを傾けること30分。やっとガソリンタンクを置ける状態になりました。(大汗)

 おかげで腕と背筋がバキバキになってしまいました。

 ガソリンを抜いただけで、次の穴をふさぐ作業(半田+ガスバーナー)を行うと、タンク内に残留ガスがあり、それに引火し火を噴く(経験あり)ので、しばらく放置してからの作業となる予定です。

(本記事の実作業は8/12)

プチ作業(オイルポンプカバー交換)

久しく、TDRのレストア作業を行っていませんでした。別に完了した訳ではありません。

現在、全波整流のためのレクチファイヤ、H4バルブ装着のためのヘッドライトハウジングの入手に手間取っていて、若干放置プレー状態になっているだけです。

ちょっと近くまで買い物に行くので、久しぶりにTDRに火を入れてみました。そのついでに、以前、オークションで落札したオイルポンプのカバーを交換。これでエンジン周りもずいぶんシャッキリしました。欲を言えば、錆びたボルトを何とかしたいのですがねぇ~。ちりも積もればなんとか、ボルトを交換すると結構な出費になるんですよね。

先日、やっとオークションでH4バルブのヘッドライトハウジングを落札することが出来て、後はレクチファイヤーを入手すれば後は作業するだけとなる予定です。

交換前

交換後

ウインカー、インジケータLED化完了

・右にウインカーを出すと、左側もちょっと点灯してしまう。
・ウインカーのインジケータが右、もしくは左のどちらかしか点灯しない

という2つの問題がありましたが、インジケータLEDの片側をアースに落とすと同時に、ダイオードを追加して逆の電流が流れ込まないようにしました。

これで、ウインカーとウインカーインジケータのLED化は完了。
残るは、ヘッドライトのDC12Vと、時々発生するキャブのオーバフロー。この時々発生するオーバフローの理由が良く判らないなぁ~

12Vにまつわる問題

中途半波理解のなか実施していた12V化ですが、ライティングコイルの電圧は6Vのままではないか?とこれまたよく判らない疑問がわいてきたわけだが、それを実証する実験を行ったり、すったもんだした結果、ライティングコイルの電圧も12V化されていることが判りました。

で、そんな実験を行うのに、またフライホイールプーラというSST(特殊工具)が増えてしまいました。ご利用の方がいらっしゃいましたら、遠慮なく申しつけください。

ライティングコイル、チャージコイルはフライホイールの中に納まっていて、コイルを交換したりするためには、このSSTが必要不可欠ということですが、恐らく、もう使うことはないのではないかと思うのだが・・・。

さて、これで電装関係の問題はすべて解決か?と思いきや、新たに問題が発生。ウインカーを動作させると、反対側のウインカーにも微量の電流が流れ、わずかに点灯してしまうことがわかりました。原因は大体予想はつくのですが、対策が見つかりません。これから無い頭をひねって検討することになりそうです。

あと、キャブレターのオーバフローですが、若干液面が高いような気がしたので(マニュアルの測定方法がわかりづらい)、ちょっと下げて、しばらく様子をみることにしました。

ついに公道デビュー

さあ、GWスタートです。まず、初日の29日は毎年恒例ご近所さんBBQ。

今年は、新築4軒のうち3軒のご家族が新規参加されまして、BBQ日和の青空の下で大盛況の中、あわただしく終了しました。

翌日30日の朝、どんよりしながらBBQの後片付けをしていると、H氏より

よい天気ですな! さて、西部距離感壊れ隊の迎撃の為、cafeDoorに行きます。バイクで昼飯前に到着目標。昼食後一服したら撤収予定です。オジサン達は疲労困憊でシェスタでしょうから行きませんか?

とお誘いのメールがやってきました。ならば、早々にTDRを立ち上げて、cafe Doorを目指してみますか!と意気込んだものの、ナンバーは取得済みのものの、12V用ホーン未装着、テールランプがつかない、自賠責未加入と公道を走り出すまでには、まだ手を入れる必要があります。

そこはなんとか、頭フル回転で、30分程度でホーン装着、テールランプの修正・動作確認を終えて、アジア部品まで保険を加入に行き、試運転となりました。なんとかcafe Doorまでたどり着けそうな雰囲気になってきたので、12時頃スタートし、14時前無事到着しました。背景がいつもと違いますね。

で、見かけ上、問題なく到着したように見えますが、

・オイル吐出量が少ない?
今まで2stのバイクは何台も乗ってきたが、40Kmも走れば、それなりにナンバーにオイルの飛び散りが出るのに、1滴もオイルがナンバーに付着していません。もしかして、オイルの吐出量が少ない。これは、早急にオイルポンプの再チェック、消費量のチェックをする必要がありそうです。

・キャブのオーバーフロー
キャブのオーバフローが再発しました。信号で止まっていると度々エンジンがプスンと停止。ふと路面を見たらガソリンを道路にばら撒いていました。フロートチャンバーのバルブが原因と思われますが、再度チェックが必要です。

・電装のフル12V化
ウィンカーなどのチャージコイルから供給される電装系は6Vから12Vに変更したもの、ライティングコイルからの電装系はまだ6Vのままであることに、川崎付近走行中に気がつきました。どのように対応するかは要検討です。

<おまけ>

Y氏が購入した中国産のH4バルブがcafe Door経由で我家にやってきました。が、やはり光量が足りないようで、部屋の中で点灯させても目が眩むほどとは行きません。ただ、どのような作りになっているかを確認できたので、参考になりました。近日、cafe Doorに戻しておきます。

あともう一歩

 気がつけばGWは目の前。早くTDRを立ち上げなくては。
昨日は台風のような雨風。そして、今日は五月晴れ。ならばTDRをいじろう!

 ひそかに、ウインカーバルブのLED化のために、夜な夜な、こんなものを作っていました。

 秋月電子の高輝度LED(OSYL5161P)を1個当たり正面3×5、側面2×2の計19個を使っています。電流制限は1/2Wの抵抗。4個必要なので、合計で2,000円ナリ。

 ウインカーをLED化すると、フラッシャーリレーも、LEDに対応したものに変更しなくてはなりません。というのも、電球がタングステンからLEDに変わることで、消費電力が下がってしまうため、リレーが正しく動作しないからです。
 いつもなら作るのですが、ちょっと面倒になったので、オークションで買ってしまいました。(写真中央上、黒いパーツ)

 12V化に伴い、メータ内の照明を含む警告等のバルブ、テールランプのバルブもLED化します。
 すでに警告等のLEDバルブが作製完了済み。まだ、LEDを樹脂で固定はしていませんが、こんな感じです。
 テールランプ用の材料は揃っていますが、やれば出来ることが判っているので、もうちょっと先かな?

 とそこで、問題発生。ウィンカーのインジケータが右側のウインカーが動作している時しか点滅してくれません。もしかして、と調べたら、右側のときと、左側のときとで、電極が反転することが判明。これまで使っていたバルブは普通の電球なので、電極は関係なし。しかし、LEDは電極があります。

 うーん、面倒だなぁ~。どうやって対応しよう・・・。インターネットで調べてみると、ダイオードでブリッジを作って対応するようだが(交流を直流に整流するときに使う仕組み)。いっそのこと、LEDを2個組み込んじゃう??

 そして、さらに問題が。テールランプが点灯しません。線を追ってみたのですが、特に問題はなさそう。時間切れで作業を終了してしまいましたが、面倒なことにならなければいいのだが。

 テールランプの問題が解決すれば、やっと公道を走れるでしょう。
なんとかGW中に走れそうな雰囲気になってきました。

 

TDRレストアいろいろ

 ついに花粉症が発症してしまったようで、この数日、どんよりした生活を送っています。「あと2週間がんばってください!」と耳鼻科の先生があっさりと。薬を処方してもらったので、服用すれば楽にはなるのです辛い。知人の合唱団のチャリティーコンサートに行く予定だったのですが、断念しました。だって、鼻をズルズルしながら席には座っていることは出来ませんもの。

 さて、先週秋月で入手した高輝度LED(OSYL5161P)を組んで、ウインカー用のLEDを試験的に1セット作成してみました。
 正面用に5個を3列に並べ、側面用に4個。計19個を使用。外で点灯してみましたが、視認性も良いようです。ちなみに消費電力は300mA程度。

 先週の時点では残り3つのウインカー用のLEDは在庫切れで購入できていません。先週末に入荷したようなので早速発注をしておきました。早ければ来週末には製造可能かな?

 さて、久しぶりにエンジンを掛けてみました。交換し忘れていた冷却系のホースを交換後、チョークを引いて一発で始動。エンジンは相変わらず安定しています。吹けはいまひとつですが、ピストン周りが新品なので、焦らずゆっくり行きましょう。

 ついでに、シートカウル、L/Rサイドカウル、ラジエータカバーをとりつけ、だんだんバイクっぽくなってきました。

 ふと、エンジン左側をみると、なにやらシミが。どうやら、タンクのコックの接合部から若干ガソリンがもれているようです。
 今日、いじった記憶は無いのですが。コックのシール部材も新品にしているので、漏れるはずは無いのですが・・・。
 ちょっと様子をみることにします。